どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。
1つ1つは弱い傾向でも、たくさん集めれば予測できるのではないか。今回は、それを測った話です。
結果は、半分だけうまくいきました。
土台は、ドル円の5分足です。
チャートの特徴を49個用意しました。5つの時間足それぞれの形や位置、ダウ理論の状態、移動平均線の並び、RSIやMACD、それに時刻や曜日、といったものです。
1つ1つは弱く、上へ先に行く率が50%から2〜5ポイントずれる程度でした。
その特徴の値ごとに、上へ行きやすいか下へ行きやすいかを数えて、重みにします。
場面ごとに、49個の重みを足し合わせたものを点数にしました。
点数を作るのは、2004年から2015年のデータだけ。
確かめるのは、点数づくりに一切使っていない2016年から2022年です。
的は、5分足のふだんの波の長さの2倍、中央で27 pipsほどを、上と下に同じ幅で置きました。どちらに先に触れるかを数えます。スプレッドは1.2 pipsを引いています。
1回目の結果です。
点数で絞らない全部の場面では、当たる率は50.7%。スプレッドを引くと、1回あたりマイナス0.8 pipsでした。
点数の高い買いの場面だけに絞ると、こうなりました。
上位10% 54.5%、1回プラス1.7 pips
上位5% 57.5%、1回プラス3.7 pips
上位1% 59.6%、1回プラス5.2 pips
使っていない期間で、点数の高い場面ほど当たる。点数に意味がある形です。
弱い傾向も、集めれば予測になる。ここまでは、そう読めました。
ただ、気になることが1つありました。
確かめた2016年から2022年は、円安の時期を含みます。買いが強く出たのは、その分かもしれません。
そこで、期間を入れ替えました。
2016年から2022年で点数を作り、2004年から2015年で確かめます。
結果です。
買い 上位1% 49.5%、1回マイナス1.6 pips
買い 上位5% 51.0%、1回マイナス0.5 pips
売り 上位5% 51.3%、1回マイナス0.3 pips
51%前後まで落ちて、スプレッドを引くと、ほぼ0かマイナスでした。
1回目の57%から60%は、2016年から2022年の相場に、たまたま合った分が大きかったと読んでいます。
形の傾向はあるけれど、時期によって入れ替わる。23年分を1つの表にまとめるやり方では足りませんでした。
このあと、直近の数年で表を作り、次の1年で確かめる、を1年ずつずらしていく形で測り直しています。その話は、検証ノートの39回目に書きました。
使っていない期間で良い結果が出ると、そこで確かめ終わった気になります。
でも、作る期間と確かめる期間を入れ替えても同じ結果が出るか。一度、逆向きにも測ってみてください。片方向だけだと、その時期の相場の癖を拾っていることがあります。
作る期間と確かめる期間を入れ替えて確かめる、過去検証のご依頼も受けています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。