【開発の裏側⑩】1分足で検証すると、小さなトレールは甘く出ます

【開発の裏側⑩】1分足で検証すると、小さなトレールは甘く出ます

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どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

EAの条件を何千通りも試すときは、MT5のテスターではなく、1分足のデータを自分のプログラムでたどる模擬の売買を使っています。
テスターより桁違いに速いからです。

ただ、この模擬には、甘く出る形がありました。
ドル円のナンピンのEAを作っていて、一晩かけて見つけた良い結果が、ほとんどこの甘さだった話です。



その晩、総当たりで、PF 2.0〜2.3 の設定がいくつも見つかりました。

どれも、決済に小さなトレールを使っていました。
6 pips伸びたら利確の準備に入り、そこから2 pips戻したら決済する、という形です。



1分足の模擬では、1本の足について分かるのは、始値、高値、安値、終値の4つだけです。
足の中で価格がどう動いたかは分かりません。

すると、足の高値まで伸びてから2 pips戻して決済した、という扱いになります。
実際の価格は、足の中でも細かく上下しています。伸びる途中で2 pips戻した時点で、もう決済されているんです。

つまり模擬では、毎回いちばん良いところまで伸ばしてから降りていました。



実際のティックで回せるMT5のテスターで、同じ設定を1本だけ突き合わせました。

2018年から2026年で、模擬はPF 1.48。
MT5の実際のティックでは、PF 0.92でした。負けています。

トレールをやめて、届いたらすぐ決済する固定の利確で模擬し直すと、利確4〜10 pipsでPF 0.62〜0.85。
1分足でも、利確に届いたかどうかは正確に分かるので、こちらは実際に近い数字になります。



それ以来、決めていることが2つあります。

1分足の模擬は、固定の利確で測る。
トレールを使う設定は、採用する前に必ずMT5の実際のティックで1本確かめる。

それと、総当たりを回す前に、まず1本だけ実際のティックと突き合わせて、模擬そのものを確かめておく。
一晩分の計算は、その1本を省いたせいで無駄になりました。



検証の数字が良すぎるときは、どこかが甘いことが多いです。
お持ちのEAの検証を、実際のティックで確かめ直したい方は、過去検証のご依頼も受けています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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