近5年傾向Pickup
・基本的には前走皐月賞組で断然、中でも皐月賞で5着以内or単勝5番人気以内(過去5年で前走皐月賞から複勝圏内に好走した11頭全馬が該当、過去5年で該当馬は3勝)
・別路線組は、京都新聞杯含む前走トライアルレース組or毎日杯で連対馬、特に前走上がり5位以内(過去5年で別路線組から馬券に絡んだ4頭全馬が該当)
・ディープインパクト産駒、今後は母父ディープインパクトも注目(ディープ産駒は過去5年で4勝、複勝圏内に好走した15頭中6頭が該当、2016年は3着以内を独占、昨年は母父ディープが9人気3着)
・ディープ産駒以外でも主要の血統馬が走る、特に父キングカメハメハ系、ハーツクライ系、ステイゴールド系、エピファネイア産駒(過去5年で父か母父ディープインパクト以外で複勝圏内に好走した9頭全馬が該当)
・特に、近年は父か母父がキングマンボ系、フォーティナイナー系、ダンチヒ系、ナスルーラ系など、スピードを強化する血統を持つ馬の期待値が高い(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した7頭中6頭が該当)
・近年は、ロジャーバローズ、ヴェルトライゼンデ、シャフリヤール、ステラヴェローチェなど、自身が芝1600m重賞実績馬か、近親に1600m重賞実績馬がいるスピードの裏付けのある馬が激走する
・内枠有利も定石、特に4枠以内(該当馬は過去5年中4年で連対、1枠1番も直近3年で2連対)
総括
過去5年の日本ダービーで複勝圏内に好走した15頭中11頭は、前走皐月賞で5着以内or当日単勝5番人気以内の該当馬。
また、過去5年の当レースは、ディープインパクト産駒が4勝。2016年は当種牡馬の産駒が3着以内を独占。2019年はディープ産駒のワンツー決着。昨年も父か母父ディープインパクトの該当馬が1着3着。
言わずと知れた日本競馬の祭典、3歳馬の頂点を決める一戦だけに、ローテーション的にも、血統的にも、極めて王道の傾向が垣間見えるレース。
また近年は、ロジャーバローズ、ヴェルトライゼンデ、シャフリヤール、ステラヴェローチェ等々、自身が芝1600m重賞実績馬か、近親に1600m重賞実績馬がいるような、スピードの裏付けのある馬が激走する傾向も顕著。
主流血統馬の中でも、特にスピード指向に秀でたタイプが走りやすいG1競走。
以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。
推奨馬
ドウデュース…前走の皐月賞(中山芝2000m・G1)が1人気3着。前述の通り過去5年の日本ダービーで複勝圏内に好走した15頭中11頭は、前走皐月賞で5着以内or当日単勝5番人気以内の該当馬。また、前走の皐月賞で上がり最速の末脚を使った実績も有利。過去5年で前走皐月賞からダービーを制した3頭は全馬が前走上がり5番手以内の実績があった馬。血統構成はハーツクライ×Vindication(ナスルーラ系)。母父は米国の快速血統。日本の主流種牡馬にプラスαで米国の速さが強調された血統バランスもダービーの特注系。昨年4人気1着シャフリヤールも父が主要のディープインパクトで、母父が米国のナスルーラ系という血統馬。マイル重賞実績馬も期待値の高いレースで、朝日杯FS(G1)1着の実績も有利。
ダノンベルーガ…前走の皐月賞が2人気4着。ハーツクライ産駒で、母父が米国のマッチェム系Tizway。当系統は新潟直線1000mのレコードタイムを20年間保持し続けているカルストンライトオの父系と同系統となる米国系の超快速型。前走の皐月賞はレースの質も、降雨の影響も含めてタフさも問われた一戦。通常の良馬場を前提に、前走以上にスピードの絶対値がアドバンテージになる舞台設定であれば、前走からの大幅な上積みにも期待できる1頭。
キラーアビリティ、アスクビクターモア…何れも前走皐月賞で5着以内or当日単勝5番人気以内の該当馬で、かつディープインパクト産駒。アスクビクターモアは前走の皐月賞でタフな差し決着の中、唯一逃げ粘って5着を死守と負けて強し。キラーアビリティはスタートで痛恨の出負けの加えて、結果的に不利になった内目の枠から押し込まれるような内容で消化不良の競馬に。どちらも今回の競馬へ向けての上積みが期待できる臨戦で、何よりも過去5年で4勝のディープインパクト産駒。今年は想定上位人気馬も非ディープ産駒が占める構図で、配当妙味という意味でも注目の両雄。
ジオグリフ…前走の皐月賞が5人気1着。父が米国の快速型でストームバード系ドレフォン。母父がキングカメハメハ。例年のダービーの特注血統である父と母父を入れ替えたようなキャラクターで、競走馬としての本質という意味では、相対的な体力が問われた前走よりも今回のほうが適条件。むしろ前走からの上昇度にさえ期待できる可能性も。
イクイノックス…前走の皐月賞が3人気2着と買いローテに合致。但しキタサンブラック×キングヘイローと、血統自体は父も母父も日本ダービーで大敗した種牡馬の構成であることは気掛かり。加えて母シャトーブランシュ、兄ヴァイスメテオールは右回り&小回りの重賞勝ち馬で、自身も全勝ち鞍2勝は非根幹距離の1800m戦。父、母父も非根幹指向の強いキャラクターで、主流コースの東京芝2400m戦はベスト条件ではない可能性も。但し、競走馬としてのポテンシャルの高さは証明済みで、上昇を見込める臨戦過程であることも確か。いわゆる能力の絶対値だけで不安材料を全て払拭させるか、あるいは競馬の定石に跳ね返されるのか。その辺りの考察は必須の1頭。
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