これから投資を始めようとした時に、まず目につくのは株式投資や為替を扱うFXでしょう。何千万円と稼いだ人もいれば、それ以上に損をした人もいる。では、株式投資とFXではどちらが稼げるのでしょうか? また、どっちが簡単だと思いますか? 損をした時どちらが損失額が大きいでしょう?
以下、初歩的な考えやリスクを考えてみましょう↓
※株とFXの違い
株式投資とは、企業を対象とした投資です。日本では4000以上の投資先があります。主に企業の業績や人気で、株の価格(株価)が変動します。例を挙げると、会社がまだ評価されていなければ株価は、安いですよね。そうした安い時にその会社の株を買い、業績が評価されて株価が上がった時に株を売れば、値上がりしたぶん儲けが出ます。
信用取引を使えば、自分が持っている資金の約3倍の資金で売買することも可能です。値動きの傾向は個々の株(銘柄)によって、かなり開きがあります。取引きできる時間は、平日の午前9時から午前11時30分(前場)、12時30分から15時(後場)までです。株主優待や配当があるのも、株式投資の魅力かもしれません。
FXとは、ざっくり言えば外国の通貨を買ったり売ったりしたりして、利益を得る投資です。例えば、外国のお金の価値は、その国の経済政策や経済状況、地政学的リスクなどによって変動します。
誤解を恐れずに簡単に説明すると、その国の通貨が安い時に買って、高くなった時に売れば儲けが出ますよね。実際にはもう少し複雑なのですが、とっかかりとしてはこんなイメージでいいと思います。投資対象は通貨ですが、実質その通貨を発行している国ということになります。
FXでは望みさえすれば、自分が持っている25倍の資金で売買できます(海外の口座ならもっと大きな額を動かすことも可能です)。株式投資と同じように土日、祝日は取引できませんが、平日なら24時間取引ができます。また、売買する通貨によってはスワップ(金利)が毎日もらえます。
FXで取引きできる通貨ペア、例えば「ドル・円」の値動きは、日本の株価の値動きに大きな影響を与えています。例えば、円に対してドルが高くなると、輸出企業の売上が増えます。つまり「ドル・円」が上がると、輸出で儲けている企業が多い日本の株価は上がりやすくなります。もちろん、材料等を輸入することで成り立っている企業の株は悪影響を受けることもあります。
ですから、あなたが株式だけを取引きしていたとしても、FX(為替)は関係ないというわけにはいきません。株式投資をやるなら、為替の動向にも注意しておく必要があるのです。また、FXの取引きで得た情報を株に活かすことができるので、両方やってみるのもアリだと思います。
※株式投資の難易度とリスク
株式投資で儲ける手法は、大きく分けて2種類あります。一つは企業の業績などを分析し、将来を予測して投資する方法(ファンダメンタル分析)。もう一つは、株価の値動きそのものを分析して将来の株価を予測する方法(テクニカル分析)です。
株のファンダメンタル分析の難易度とリスクは、あなたが取引きしようとしている株(企業)のことや、業界にどれだけ精通しているかによって変わってきます。例えば、あなたが自動車業界をよく知っているなら、どんな自動車作っている企業が、今後業績を伸ばしてくるかがわかるかもしれません。
ファンダメンタル分析が中・長期の予想に適したものとすれば、テクニカル分析は短期的な株価の予想に向いているといえるでしょう。テクニカル分析は株価の動向を探るのに有効なものですが、必ずしも当たるものではありません。また、売るか買うかはあなたの意思で決められます。
難易度はともかく、リスクはあなたがどのくらい損失が出たら決済するかを決めることで限定できます。
そして、ファンダメンタル分析、テクニカル分析のどちらを用いようと、株の一番のリスクは倒産リスクです。倒産すれば、当然資産価値はゼロになります。特に長期で株を保有するなら、倒産リスクの少ない株を選ぶことが大切です。
※FXの難易度とリスク
おそらくFXは、株よりも短期的に多くの損失を出しやすい投資です。なぜなら、先に説明したように、レバレッジをかければ、株よりも8倍以上の大きなお金を動かすことができるからです。FXに熟達しているならともかく、まだ慣れていない時に、より多くのお金を儲けようとしてレバレッジをかけ、取り戻せないほどの資金を失ってしまうケースが多いです。
とはいえ、FXで多く取引きされているメジャー通貨、例えばドル・円やユーロ・ドルは、比較的値動きが素直で、株式投資で紹介したようなテクニカル分析が当てはまるケースも多いです。テクニカル分析のみを用いるなら、株よりもFXの方が向いていると言えます。
なぜテクニカル分析が通用しやすいかといえば、株よりも圧倒的に市場参加者が多いからです。テクニカル分析には、統計学も含まれています。統計であるなら、参加者の数が多いほど、パターン通りに動く可能性が高いということです。
FXの最大のリスクは、実を言えばメリットにも見えるレバレッジです。より多くのお金を儲けたいという欲が、高いレバレッジをかけるような行動を助長し、その結果大きなリスクをとることになってしまっているのです。
※株とFXのリスクは同じなんです
では、株とFXのどちらがリスクが高いのかといえば、どのような取引きをするのかによって変わってきますが、あなたが損失を限定するような取引きすることができるなら、リスクはどちらも同じにできます。つまり、どのくらい損失が出たら、諦めて決済するかということをあらかじめ決めることができるなら、あなた自身でリスクを決めることができるということになります。
これを損切りと言いますが、損切りができない人が特にFXを取引きしている人に多い気がします(FX会社の顧客取引き状況を見る限り)。損切りを覚えるだけで、その他大勢から抜け出すことができるはずです。損切りについては別の記事でも詳しく紹介していますので、目を通してみてください。
※株式投資に向いている人の特徴
・他人よりも詳しい業界がある人
・短期的な売買よりも、比較的長い期間の売買がしたい人
・企業の分析が苦にならない人。むしろ楽しめる人
※FXに向いている人の特徴
・テクニカル分析を主体にして取引きしたい人
・比較的短期で取引きしたい人
・状況に応じて、レバレッジやポジションの金額制限できる
意思の強さを持つ人
以上を参考にしてみて下さい。