病気になったら、幸せになれるはず

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コラム
今まで頑張って頑張って、嫌なことも我慢して

笑いたくない時も笑って、聞きたくもない人の話を
その人の気が済むまで聞き続けて、どんな時も
他人の幸せを優先して考えて行動してきた。

本当に辛くて、体も健康的ではなかったし、
常にストレス過多な生活を小学校くらいから
続けてきた。



なので、きっと病気になったら

みんな心配してくれて
私の話を聞いてくれて
すごく優しくしてくれて
今まで頑張ってきたんだもん。何もしなくていいよ
病気なんだから働かなくていいよって言ってくれて
病気だからと言えばいろんなところで優遇してもらえる


本気でそう思っていた。


なので、今からしたら信じられないけど、
「癌になりたい」が昔からの夢だった。



実際、3年前に卵巣が18センチまで肥大して破裂し、
緊急手術になって右の卵巣を摘出した。


病室で告げられたのは「境界性悪性腫瘍」
抗がん剤は必要ない、低度値の癌だった。


長年の夢だったのに、告げられた瞬間は絶望感がすごくて、
勝手に涙が溢れてきた。


でも、きっとこれからは優遇される人生になったんだと少し嬉しかった。


友達や親に報告して、どんな言葉をかけてもらえるのかなと
ワクワクしていたら、なんと




なんにも言われなかった




衝撃だった。


友達に言っても、気まずそうな顔をされて、
すぐ話を切り替えられた。



仕事が忙しい時にも関わらず、無理して飲み会の日程を組み、
その友達との合コンをセッティングして、相手方とのやりとりや
お店の予約、当日はあんまりお酒が飲めない友達のために
私が代わりに飲んでみんなが話しやすい雰囲気になるように努めた。



結局、その友達は私の紹介で知り合った人と結婚した。


幸せにしてあげたのに、、、

私が彼氏いない時は誰も紹介してくれようともせず
仕事が忙しいやら私の方が交友関係が広いから必要ないと思ってなどと言って
うやむやにされていた。


そこまでしたのに、私が病気になったあとランチに行っても、
相変わらず自分の愚痴をずっと話していた。


私の父親も癌だったので、実際どう接していいかがわからなかったし、
なんて言ったらいいのかがわからないというのもわかる。


ただ流石に「癌」だと言ったら、周りが変わってくれると思っていた。


変わるどころか「いつから仕事を探すの?」など
私からしたら信じられないと思うようなことまで言われた。


せっかく癌になれたのに、、、

夢が叶っても幸せにはなれないんだと思った。





でも今ならわかる。



その当時、自分が自分に対してそのように接していたから
周りも同じように接してくれていたのだ。


本当は、私は

私に心配して欲しくて
私に私の話を聞いて欲しくて
私にすごく優しくして欲しくて
私に「今まで頑張ってきたんだもん。何もしなくていいよ
病気なんだから働かなくていいよ」って言って欲しくて
私に私の意見を優遇してもらいたかったんだ



それに気づくのに何十年もかかってしまったけど、
今は「バイトしようかなー」というと
「なんでそんなこと言うんだよ」って怒られる(笑)


やっぱり私に何の貢献も果たさない思い込みは早めに手放した方がいい。
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