本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「結末」
です。
「先輩、マラソン大会どうだったんですか?」
週末明けの月曜日。
後輩がたずねてくる。
「行ったよ。記録も更新できたし、いい大会だった」
久しぶりに満足のいく結果を得られた気がする。
「すごいですね。マラソン大会出て、次の日に仕事って。筋肉痛とかないんですか?」
「正直言うと、めちゃくちゃある」
年齢を重ねると、筋肉痛は遅く来る。
という話を聞いたことがあるが、まったくのデタラメだと思う。
「やっぱり。足痛いですよね」
「もう慣れたけどね。足が痛くて仕事できませんって言う年頃でもないし」
自分が好きなことをやってて、仕事ができないというのはありえない。
「そっちは? 週末なにかした?」
「あ、そうなんです! 聞いてくださいよ!」
僕、日曜日はデリバリーの配達やってたんですけど。
2件同時の依頼が入ったんです。
1つの店舗様から、別々のお客様に商品を届けて欲しいって。
だから、まずは店舗に行って、商品の確認をしたんです。
「こちらです」
店員さんから渡されたのは、同じ大きさの白い袋が2つ。
それぞれ別の食べ物なんですけど、大きさがほとんど同じで、どっちがどっちっていうのが分かんなくて。
「あ、目印つけておきますね」
店員さんの優しい配慮で、片方の袋に商品番号だけ記入してもらったんです。
この番号通りに渡せば間違えない!
そう確信して、僕は2件同時の配達をこなしたんです。
すると・・・。
プルルル、プルルル。
電話のバイブレーションに気付いて、電話をとると。
「さっき配達してもらったんやけど、商品間違ってるで」
とお客様から電話が!
「これってどう思います?」
「いや、その後の話が気になるんだけど・・・」
「あ、もちろん! サポートに連絡して対処してもらいましたけど」
解決してるなら良かった。
「何が気になるの?」
「いや、だって。この場合、僕が店員さんに目印つけてもらった時点で、店員さんが商品を間違えてたって事ですよね?」
「たぶんそうだと思う」
同じ大きさの商品が袋に入ってたから、店員さんも目印を間違えてつけたんだと思う。
「でも、僕が店員だったら。こっちが番号書いてやったのに、間違えて渡したなってなりますよ」
あ、なるほど。
「可能性あるかも」
自分のミスを認められない人は多い。
特に仕事のミスの場合。
「だったら、僕が悪者じゃないですか!」
「でも、悪者扱いはされてないんでしょ?」
「そうですけど。お店の人にはそう思われてるかもしれないです」
「可能性はあるけど、そうじゃないかもしれない」
後輩は不思議そうな顔をしている。
「どういう事ですか?」
「店員さんが、自分が間違えたなって反省してるかもしれないってこと」
「そんな風に思いますかね?」
「そう考えたほうが気持ちは楽でしょ」
「そりゃそうですけど」
自分が悪く考えると、悪い方向の話になってしまう。
「話の結末が分からないなら、なるべくプラスで考えたほうがいいよ」
「それは分かってるんですけど・・・」
彼は静かにうなづいたのでした。
追伸
人には不思議な能力があります。
自分に起こった出来事を、自分の中で解釈してしまう能力。
例えば、
知らない人が突然近くに来て、腕を振り上げた。
それを見て、あなたは思った。
「叩かれる!?」
あなたは顔を背けながら、自分の腕を持ち上げ、相手の攻撃にそなえる。
が、
相手の攻撃はいつまで経ってもやってこない。
おそるおそる顔を向けると、
相手は伸びをしているだけだった。
自分「叩かれると思った」
相手「伸びをしたいと思った」
自分の中の解釈が、必ずしもあってるとは限らないんですよね。
でも、
人は自分の中の解釈こそが、世の中の真実。
と受け止めてしまう事があります。
生きていれば良いことも悪いことも起こります。
が、
起こった出来事を良いことにするのか、悪いことにするのか。
これは自分の中で選ぶことができるんですよね。
たとえ嫌な出来事が起こったとしても、本当の結末を確認できないのであれば、いい方向に考えるのが無難です。
それだけで心は楽になるのですから。