本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「お互いの視点で考える」
です。
以前、こんな相談を受けました。
「大山さん、聞いてくださいよ!」
勢いよく話しかけてくる、以前の職場の後輩。
「何かあった?」
「はい!」
彼女の勢いに思わず負けそうになる。
「実は・・・」
今月、うちの会社の社長が誕生日なんです。
そこで社長のためにプレゼントしようと思って。
私、企画してみたんです!
30名の会社なんで、1人1000円ずつもらえば3万円じゃないですか。
だから、日頃の感謝を込めて、社長にプレゼントしようって!
でも、
いざお金を集めようとしたら。私の周りの人はお金を出してくれたんですけど。
他の人は・・・あんまり乗り気じゃないみたいで。
これっておかしいですよね。
日頃から、みんなが社長にお世話になっているのに。
「おかしいと思いますよね!」
彼女の顔が間近に迫ってくる。
「うーん。どうだろうなー」
彼女の話を整理してみる。
「昔の大山さんは、いつも私の味方してくれたじゃないですかー」
そんなに味方した事もないような気がするけどなぁ。
「じゃあ、1つ1つ考えてみよう」
1.会社の30名は全員がいつも出勤しているのか?
「いえ。バイトの方もいますので。週1はいないですけど。週3~4の人はいますね」
「社長と会った事がある人はいるかな?」
「会社に入ったときは挨拶するんじゃないですかね」
となると、
「あんまり会ったことのない人のために、1000円出してください。そう言われたら、1000円出す?」
「私は出しますよ。お世話になってますし」
「それは社長だったら。でしょ?」
普段、自分がお世話になってたらお金を出すのは理解できる。
「実際、みんな働いてお給料もらってるじゃないですか!」
「それは仕事をしてるから。お給料をもらうのは当然。そう思う人もいるかも」
社長のためではなく、給料のために会社で働いている人は多い。
「例えば、道端の募金活動をしている人に1000円渡せるかって考えたら、分かりやすいかもね。寄付できると思う?」
「1000円は無理かもです」
「バイトの人は特に社長と関わりが薄いし、収入も少なくなるから。1000円を要求されると嫌だと感じるかもね」
あとは・・・。
「人に3万円のプレゼントってあげた事ある?」
「ありますよ」
「それは大切な人じゃなかった?」
「親とか彼氏とかですね」
プレゼントの値段と関係性は比例する。
「大切な人にあげるプレゼントの相場と、職場の社長にあげるプレゼントの相場は違うかもね」
2.既婚者が多い職場かどうか。
「結婚してる人の数って関係あります?」
「まぁ、結婚してたら使える金額は限られるからね」
普段、一緒に飲みに行っていた同僚でも、結婚すると飲みに行けなくなる人は多くなる。
「でも、1000円ですよ」
「1000円の価値は人によって違うから。その1000円で自分の家族のために何かしたいって思う人もいるだろうし」
家庭があれば、その想いも強くなる。
「なら、独身なら払いやすいってことですか?」
「まぁ、お金を使う用途が決まってない人は払う可能性があるかもね」
「独身でも払わない人、いましたよ」
「それは、その人がお金を何に使うかを明確に決めてるんだと思う。もしくは・・・」
3.自分に人気があるかどうか
「会社ではみんなと仲良いの?」
「まぁ、だいたい。みんなと会話しますね」
「普段から会話してる人。コミュニケーションが取れてる人は、お金出してくれる人多かったでしょ?」
彼女は考えている。
「確かにそうですね。みんな社長にお世話になってるんだと思います」
「社長の人気も重要だけど、1番は呼びかける人に人気があるかどうかだけどね」
「私の人気も関係あるんですか?」
「めちゃくちゃ関係あるよ」
むしろ、本人に人気があればすべて解決する。
「例えば、知らない人に世界平和のために1000円ください! って言われたら払う?」
「払わないですね」
「じゃあ、声をかけてきた人が普段から真剣に世界平和に取り組んでる人だったら。それを見て、自分が尊敬できる部分があったとしたら?」
あ。
彼女の表情が変わる。
「この話。世界平和=社長で、声をかけてる人が私ってことですよね」
「そういうこと。人にお金を出すとしたら、お金を払う人が世界平和に興味があって。それに取り組んでいる人に魅力を感じた時かな」
「そうですよね・・・」
彼女は納得したのでした。
追伸
人は自分が良い事をしている。
そう思うと、相手の気持ちを考えられなくなる時があります。
「私は良いことをしてるのに、なんでみんな分かってくれないんだろう」
自分が正しいという前提が、
自分を正当化することにつながってしまうんですよね。
もちろん、
自分が正しいと思って歩むことは重要です。
ただ、
自分が正しいと思うことが、本当にみんなのためなのか。
この視点には必ず、客観的な視点が必要になるんですよね。
お互いがこの視点を手に入れれば、
素敵な未来が生まれるかもしれませんね。