子どもの目線で可能性を作る

記事
学び
本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。




人について考える。

本日のテーマは、

「鬼ごっこ」

です。




皆さんは鬼ごっこ。

やったことありますか?

ジャンケンで鬼役の人を決めて、

30秒数えた後、鬼がみんなを追いかける。

鬼に捕まってしまうと、

捕まった人が鬼になり、鬼役の人は普通の人に戻る。

この繰り返し。

地域によってルールは異なるかもしれませんが、

僕の地元では、これが鬼ごっこという遊びでした。

なぜこんな話をしたのかというと・・・。




「なんですか。そのルール!」

鬼ごっこについて同僚と話していた時に、突然あがった大声。

「ん? 鬼ごっこだけど」

昔懐かしい鬼ごっこ、その思い出話を楽しく共有。

しているはずだった。

「いや、だって。ついたバリアとか聞いたことないですよ!」

『ついたバリア』を知らないだと・・・。

説明しよう!

「ついたバリアとは?」

鬼が人を捕まえた時、新しく鬼になった人間の最も近くにいるのは、前回の鬼である。

新しい鬼は当然、最も狙いやすい位置にいる相手を狙う。

つまり、

新しい鬼 → 前回の鬼

を狙ってタッチしてくる。

すると、

新しい鬼 ← 前回の鬼

当然このような構図が生まれる。

そして、

新しい鬼 → 前回の鬼
新しい鬼 ← 前回の鬼
新しい鬼 → 前回の鬼
新しい鬼 ← 前回の鬼
新しい鬼 → 前回の鬼


という泥試合。鬼争いに発展!

鬼ごっこが終わる頃には、

この2人の仲が極端に悪くなってしまう。

それを防ぐために編み出された奥義なのである!




「え。ということは、ついたバリアをするとどうなるんですか?」
「鬼だった人が、他の人に触れた時。鬼の権利が相手にうつったその時だけ。一時的に前回鬼だった人は無敵になる」

つまり、鬼争いの泥仕合を避けることができる。

「へぇ~。そんなルールあったんですね」
「いや、そうしないと鬼ごっこって成立しない気がするけど」

遊ぶ仲間の中には足が遅い子もいる。彼らへの救済措置のため、あって当然のルールだと思っていた。

「うちの地元のルールだと、鬼が誰かを捕まえたら、数えるところから仕切り直しですね」
「あ、なるほど!」

仕切り直しなら、鬼の泥仕合にはならない。

「やっぱ、地元のルールって違うんだね」
「他にないんですか? 大山さんの地域。結構特殊な気がします」
「うーん。あとは、ついたジャンプとか」
「ついたジャンプ?!!」

説明しよう!

「ついたジャンプとは?」

鬼にのみ使える特別な大技である。

ついたジャンプというキャッチーな言葉とは裏腹に、鬼が地面に手を触れた時。

「ついたジャンプ!」

と叫ぶことによって成立。




「それってどうなるんですか?」
「鬼が地面に手をついた時に、ジャンプしてなかった人が鬼になる」
「え!!」

恐るべき、禁忌の技。

「それって、複数の人がジャンプしてなかったらどうなるんですか?」
「複数の人が鬼になる」
「反則技じゃないですか!」

そう。

だから『ついたジャンプ』は禁忌とされた。

「鬼ごっこしよう! って声かけた時。必ず言われるのは、『ついたジャンプなしね』という言葉が地元では暗黙のルールになっていったんだよね」

ついたジャンプの威力に、同僚はただただ驚いたのでした・・・。


追伸
・ついたバリア
・ついたジャンプ

その他にビームタッチというのもありました。

今振り返ると、不思議に思えるルールもありますが、

ついたバリアは、走るのが遅い人への救済措置だったんだと思います。

子どもの時というのは、自然と遊びの中で規則を作っていくんですよね。




僕が幼い子どもの頃。

「買って買って!」

と親にオモチャをせがんでも、買ってもらえない事が多かった。

だから自分で作り出すという発想が当たり前になりました。




僕が当時一番ハマっていた遊び。

それは、

「ウルトラマン VS 怪獣」

おもちゃのウルトラマンと怪獣を戦わせるというシンプルな遊び。

しかし、

ここで問題が1つ。

ウルトラマンの人形はあるのですが、怪獣のおもちゃがない。

「買うのは1つだけだけんね(だけだからね)」

誕生日。

年に1度だけ許される母親へのおねだりタイム。

このチャンスを活かす時に選ぶのは、ヒーローの人形。

わざわざ怪獣に使うお金がなかった。

じゃあ、

「ウルトラマン VS 怪獣」


を実現するにはどうするか?




そんな時は、姉のおもちゃ箱から、リカちゃん人形を取ってくる。

そして、

「ウルトラマン VS リカちゃん人形」

で代用する。

子どもの時って、そうやって自分でルールを作って楽しむことができたんですよね。




でも、大人になると。

「あれがないから動けない」
「これがないから動けない」
「誰々がやらないから動けない」

という人を数多く見かけます。

例を挙げるなら、

「ジムに行ってないから痩せられない」

と嘆く人たち。

ジムに行ったほうが有利な面はありますが、

痩せるだけなら食事管理や、外を走る。縄跳びなど。

方法は他にもたくさんあります。

大切なのは、

「ないものに目を向ける」

のではなく、

「自分ができる可能性を探ること」

ないものを生み出すこと。




思い当たる方は今一度、子どもの頃を思い出してみてください。

できないことができるようになるかもしれませんよ。

































サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す