本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「会話から生まれる気づき」
です。
マラソンやトレイルラン。この1年でさまざまな事に挑戦している僕ですが、
たまにこんな事を言われます。
「プロでもないのに、そんなに頑張ってどうするんですか!」
笑いながら話すのは、昔の後輩。
お互いの昔話から、ここ最近の近況を話し合った時に出た発言。
この言葉を聞いて僕が最初に思ったこと。
「プロじゃなかったら頑張らないの?」
素朴な疑問。
「いや、だって。今からプロになるとか無理じゃないですか」
ちょっと聞いてみよう。
「趣味とかってある?」
「ありますよ」
「何をするのが好きなの?」
「ドライブとかですね」
あ、これなら伝わるかも。
「じゃあ、運転は上手いほうがいいよね」
「そうですね」
「自信はある?」
「もちろんです!」
そう言って、彼は自慢気に愛車について語りだす。
話が一通り終わってから、
「その趣味と一緒だと思うよ」
伝えてみる。
「何がですか?」
「ドライブが趣味だから、運転が上手くなりたい。走るのが趣味だからマラソン大会に出る。一緒一緒!」
彼は驚いたのか、口を開けている。
「あ、そういう事ですか」
「うん。好きなことは自然と頑張りたくなるもんなんだよね」
人は自分の中の世界で相手を見る。
彼にとってマラソンをする人というのは、プロの選手というイメージがあったのかもしれない。
「でも、大山さんの場合。色んな事に挑戦して、それなりに結果が出てるじゃないですか」
「まぁ、それなりだけどね」
「僕も普通の人が、趣味で健康維持のためにマラソンやってます。それなら何も言わないですけど」
ん?
「大山さんの場合、ちゃんとやってるから。プロでも目指すんじゃないかなって思うんですよね」
あ、そういう印象があるのか。
「だから、なんでそんなに頑張ってるのかっていうのは、いっつも思います」
後輩に言われて考えてみる。
頑張る理由について。
「例えばだけど、野球が好き! っていう人いるよね」
「はい。僕も好きですよ!」
「自分のポジションがピッチャーだったとします」
「はい」
自分の頭の中で考えながら、話を組み立てていく。
「自分がマウンドに立って、投げるたびに、毎回ホームランを打たれたらどんな気持ちになると思う?」
「悔しいですよね」
「自分は野球が好きだから。野球をしてるだけで幸せ。そう思ってる人でも悔しいと思うかな?」
「悔しいと思いますね。同じチームの仲間にも、申し訳ないですし」
たしかに、そうかもしれない。
「そうだよね。だから、自分は頑張るかもしれない」
後輩の感想を聞きながら、僕は自分の頑張る理由を見つけたのでした。
追伸
自分が頑張る理由。
人それぞれだとは思いますが、分析してみると面白いかもしれません。
僕の場合、
後輩に話してみて分かったのですが、毎回、自分が取り組むことを勝負だと思っているみたいです。
自分が挑むものに勝つか、負けるか。
真剣に取り組むからには勝ちたいし、自分が勝てる方法を常に探す。
なぜ勝たなくてはいけないのか?
そう思ったときに、
悔しい気持ちを味わいたくない。
という気持ちと、
負けたら人に迷惑がかかる。
という意識がありました。
だから、結果が生まれるのかもしれません。
試しに他の人にも聞いてみました。
「あなたが趣味を頑張る理由はなんですか?」
「いや、そもそも趣味は頑張るんじゃなくて、楽しむものなんで」
そう答えた女性の趣味は、
「読書」
納得です。
皆さんはどうでしょうか?
自分が頑張る時、どんな事を考えて行動していますか?
例えば、仕事1つとっても、
・給料を上げるために頑張る!
・自分のキャリアを向上させるために頑張る!
・周りの人に迷惑をかけないように頑張る!
・会社のために頑張る!
・家族のために頑張る!
人には、十人十色の理由があります。
面白いのは、それぞれの頑張る理由を知ることができれば。そして、その志が一緒だったら。
仕事をした時にどんな影響が出るのか。
賢いみなさんなら想像がつくと思います。
協調性が生まれやすくなりますよね。
人の頑張る理由を探せば、深掘りすれば。
私たちはもっと互いの理解を深められるのかもしれません。