本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「素直になるには」
です。
一週間後。再び相談者の男性と話し合う。
「ようやく、少しずつ分かってきました!」
彼の表情は明るくなっていた。
「正直、話を聞いた直後とかは納得いかない事が多かったんですが」
「ごめんなさい。説明が分かりにくかったですかね」
「いえ。怒りというのが、僕が原因という話を聞いて。素直に受け入れることができない自分もいて」
怒りを人に向けている人は、自分が原因と言われて納得できないこともある。
「でも、最後に言われた事が気になって」
「僕が何か言いましたかね?」
「怒りを表に出す人は、自分に不満がある人だって」
「そうですね」
自分の事に集中して、自分の人生を思う存分楽しんでいたら、人に対してそこまで腹は立たない。
他人の人生にそこまで目を向けることもない。
「よくよく考えてみたら、自分の人生がうまくいってないから怒ってるのかなって」
どうやら思い当たる事があったらしい。
「それに相手が原因で怒ったとしても。第三者から見たら、僕が悪者に映りますからね」
周りから見て自分がどう映るのか。これを認識するのも大切。
「理解できてるのなら何よりですね」
「もしかしたら、普段からそういう怒りみたいなものがあって、人の話を素直に聞けなかったのかなって。今はそう思ってますね」
怒りっぽい人は、人の話を素直に聞けない傾向がある。
「人の話を素直に聞きたいですか?」
「それはもちろん。何か方法があるんですか?」
「はい。一番のコツは疲れる事です」
会話が止まる。
「疲れるって。運動したりとかですか?」
「方法は何でもいいんですけど、人は疲れてる時。一番抵抗がなくなります」
「抵抗?」
「我(が)みたいなものですね。人は元気がある時、人の話をあまり聞きません」
「そうですか?」
「はい。病気になって落ち込んだ時に、人の優しさや、何気ない言葉が胸に響いたりしませんか」
「あ、確かに」
「でも、言ってる内容は元気な時とそんなに変わりません」
自分が弱っている時は、人の言葉が抵抗なく入ってくる。
「怒りも一緒です。普段、元気な人ほど人に対して怒りを向けやすくなります。でも、運動などで力を発散すると、人の言葉を素直に受け入れやすくなります」
「なんか初めて聞きました」
「そうですね。僕がそうだったんで、みんなに効果があるかは分かんないですけど」
力を発散するようになってから、人に対しての理解が深まった。
「運動って何されてるんですか?」
「今は、ランニングですね」
「何キロぐらい走るんですか?」
「先月はトータル300キロですね」
「300?!」
彼は驚いている。
「慣れれば走れるようになりますよ」
「いや~。ちょっと300は」
「走るんですか?」
「そうですね。参考にさせてもらえたらと思ったんで」
「100とかどうですか?」
「100って100キロですよね」
彼の言葉が弱々しくなる。
「100キロなら意外といけますよ。30日間で1日5km」
「1日5kmを毎日ですよね?」
「いえ。毎日なら150kmなんで。100kmなら10日休めます」
「10日も休めるんですね!」
「はい。なのに、みんなに100km走ったって自慢できますよ」
「あ、なんかいいですね」
「なら、一緒に走りましょうか!」
「え。どこで走るんですか?」
「お互いに毎日走った記録を送り合うんですよ」
「なるほど!」
こうして、僕と相談者の100kmランニングはスタートしたのでした。。
追伸
2人で100キロランニングに取り掛かったのは3月始め。
そして、今日は3月30日。
相談者の方は、100キロランニングを達成されました。
「自分は怒りっぽい」
そう言っていた彼が、会社の人に応援してもらい、楽しく走れるようになったそうです。
僕自身、筋トレやランニングを行う前は、怒りを制御できなかった気がします。
人に対して不満を持つこともありましたし、素直に人の話を聞けない場合がほとんどです。
自分のやり方には絶対的な自信がありましたし、
実際うまくいってました。
でも、
つまづいた時ですよね。
自分が正しいという自信がなくなった時。
初めて人の言葉に耳を傾ける事ができました。
力があり余っている時は、人に対して攻撃的な部分があるのにも気づきましたし、
筋トレなどで疲労した分だけ、人に対して寛容になることができるようになりました。
人間、バランスが大切ですよね。
もし、普段から怒りがおさまらない方がおられましたら、
一緒に走りましょう!