自分の「いいところ」を見つけるには──ゆっくり、やさしく、自分を知る時間
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「あなたの良いところは何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられる人は、きっと少ないと思います。
むしろ、「そんなの、ないよ」と思ってしまったり、「誰かの方がもっとすごいし」と比べてしまったり。
でもね、本当に“ない”人なんていないんです。
ただ、“気づいていない”だけ。
そして気づくには、「ちゃんと自分に目を向ける時間」が必要なのです。
今回は、ゆっくりと、やさしく「自分のいいところ」を見つけるヒントをお届けします。
1️⃣過去の「ありがとう」を思い出す
他人の言葉の中に、自分の良さが隠れていることがあります。
たとえば、こんなふうに言われたことはありませんか?
☑️「助かったよ、ありがとう」
☑️「あなたって、落ち着いてるよね」
☑️「話しやすいって、みんな言ってたよ」
これらは、あなたの「思いやり」や「冷静さ」、「安心感を与える力」を表しています。
つい「社交辞令でしょ」と流してしまいがちですが、心に残った言葉は、きっと本当のことです。
手帳のすみにでもいいので、覚えている限り書き出してみてください。
それは自分を知る手がかりになります。
2️⃣「できていること」に目を向ける
「今日もちゃんと朝起きた」
「洗濯して干した」
「忙しくてもご飯を作った」
こういう、毎日の中の“当たり前”に見えることも、誰にでもできるわけじゃありません。
それを、ちゃんとこなしているあなたは、立派です。
続けられること、日々丁寧に暮らそうとする姿勢は、真面目さや忍耐強さの証。
自己否定に走る前に、「今日できたこと」に目を向けて、そっと褒めてあげましょう。
3️⃣小さな「嬉しかったこと」を拾う
「誰かが笑ってくれた」
「感謝されて、ちょっと照れくさかったけど嬉しかった」
そんな小さな“嬉しかった”の中に、あなたの良さがあります。
なぜその瞬間、嬉しかったのか。
たとえば、気づかれないように手伝ったことに満足感があったなら、あなたには“思いやり”や“気配り”の才能があるのかもしれません。
嬉しさをたどっていくと、自分の大切にしている価値観にも出会えます。
4️⃣乗り越えてきたことを思い出す
今までの人生の中で、つらかったこと、苦しかったこと──
それでも「なんとかここまで来た」自分を思い出してみてください。
☑️失敗して落ち込んだけど、少しずつ立ち直った
☑️誰にも言えなかったけど、我慢していた
☑️一人で考えて、答えを出した
それはもう、十分に「強さ」です。
周りに見えていなくても、自分だけは覚えている「努力」や「耐えた時間」。
それを軽く扱わず、大切にしていいのです。
5️⃣他人に聞いてみる勇気を持つ
信頼できる友達や家族がいるなら、思い切って聞いてみてもいいかもしれません。
「私のいいところって、あるかな?」と。
少し恥ずかしいかもしれませんが、自分では気づけなかった魅力を、相手は自然に見つけてくれることがあります。
もちろん、無理に聞く必要はありません。
でも、どうしてもわからないときは、人の目を借りてみるのも、一つの方法です。
6️⃣「こうありたい」からヒントをもらう
自分の“理想像”や“憧れ”って、実は「自分の一部」だったりします。
たとえば「もっと優しい人になりたい」と思うなら、もうあなたの中に“優しさ”の芽がある証拠。
まったく興味がないものには、人は憧れません。
だから、理想の自分を書き出してみると、今の自分に眠る良さが見えてくることもあるのです。
❇️無理に見つけようとしないでいい
「いいところを探さなきゃ」と思いすぎると、逆に苦しくなることもあります。
だから、無理に探さなくていいし、すぐに見つけようとしなくていいんです。
ただ、自分にやさしくしてみてください。
「今日もなんとか一日を終えたね」って、静かに声をかけてあげてください。
あなたの良さは、ちゃんと、日々の中にあります。
誰かと比べるものでもなく、目立つ必要もありません。
少しずつ、自分に優しい目を向けていくことで、きっと見えてきます。