苦手だった美術の授業

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コラム
美術の授業が苦手でした。

美術の成績は、常に5段階評価の1か2(低い)。

ベアたんは中学校の美術部の教師に矯正されるまで、違う世界線を歩いていたようです。

マンガ系のイラストは幼稚園にあがる前から描いていて、おそらくそれはある程度は「普通」と言われる絵だったのですが、マンガの世界と、ベアたんの見ている世界には乖離があったようで。

クロッキーや、人物画を描くときも、人間の顔は三角や四角じゃない、よく見るんだ!と言われたし、キャベツを題材に絵を描いたときは、キャベツは赤や紫色をしていない、形もそういう形じゃない。

ことあるごとに、
「よく見るんだ!」
と言われました。

でも、美術部の教師の評価は違いました。
社会科の教師だったのですが、美術の免許も持っていて・・・

部活(美術部)で絵を描くことはほぼなかったのですが、文化祭用と体育祭用に、年に2回ほど絵を描くことがありました。

私はモノトーンでイラストを描くことが昔から好きでした。
モノトーンだと、光と影しか基本的に描きません。
キャベツの色がー!と言われなくて済むのです。

そんな折、美術部の教師が、ベアたんにアンディ・ウォーホルの絵を見せてくれました。
ポップ・アートです。

こんな表現もあるんだな、と思ったと同時に、世界は四角や三角だけじゃない、丸もあるし、長丸もある、そして影はベアたんの見ているように、一つの色じゃなくてよいのだ、と。

そう思ったとき、キャベツの本来の色がわかりました。
キャベツは緑色をしていました。

でも、キャベツを描く時に、緑色で描く必要はない、と美術部の教師は言いました。
見たままを描くこともとても大事だけれど、感じている色を描くことも同時に素晴らしいことなんだよ。と。

ベアたんの世界線は矯正され、今は赤だと思うものは赤に見えています。
素直に見れば、赤です。

それでも、見えたままに描かなければならない美術の授業はとても窮屈でした。

世の中には決まり事があって、まずはそれに則らないといけない、ということも、美術の授業でなんとなく感じたようにも思います。

結局、美術の成績はずっと1か2のまま卒業しました。

なので、今、絵を描いているといったら、美術の教師はびっくりするだろうな・・・



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