幼い頃、怖かった絵本がいくつかあります。
今からご紹介するこの本もそのうちの一つです。
「かいじゅうたちのいるとこと」
作:モーリス・センダック 訳:神宮輝夫
コルデコット賞/全米図書館協会選定/
中央児童福祉審議会特別推薦/
全国学校図書館協議会選定/
日本図書館協会選定
という本です。
この絵本。
何が怖かったかって、イラストです。
モーリス・センダックはとても有名な絵本作家ですが、
どのイラストもとても独創性があり、ユニークです。
しかし、幼い頃の私には、このイラストは恐怖でした。
内容は、いたずらっこの男の子マックスが、今夜もいたずらをして、そのバツに寝室に閉じ込められ、大冒険をする……という、子供なら誰でもしそうな経験と、子供の冒険心をくすぐる内容になっています。
最後はハッピーエンドです。
私は怖かったこの絵本ですが、実は子供に大人気です。
身近なテーマと冒険が組み合わさっていることと、かいじゅうたちとの緊迫したやり取りがとても良いのでしょう。
読み聞かせにも最適な絵本です。
大人になって読んだところ、懐かしさとともに、子供の頃感じていた内面の豊かさ、想像力を思い出しました。
子供の頃は本当にそれを読みながら自分が一緒に冒険をしている気分になったものです。かいじゅうはとても怖かった。
訳を担当された神宮輝夫さんは昨年亡くなりましたが、たくさんの訳書を残されています。青山学院大学名誉教授でもあられました。2000年代まで翻訳を続けられ、間質性肺炎で亡くなられました。
とても素晴らしい児童文学者さんです。
大人になってからでも絵本、手にとってみてください。新しい世界が広がります。
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