経理の職務経歴書、「ミスなく正確」だけでは弱い理由

経理の職務経歴書、「ミスなく正確」だけでは弱い理由

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こんにちは、職務経歴書の作成代行サービス「ショクレキ」を運営している梶原です!

職務経歴書の作成をサポートしていると、こんな声をよく聞きます。

「経理って成果が書きにくい。ミスなく締めるのが当たり前で、アピールできることが思いつかない」 「月次決算・年次決算・請求書処理を担当しました、で終わってしまう」

この悩み、経理職の転職では本当によく聞きます。 ただ、書類が通らない原因はほぼ決まっていて、「経験が足りないこと」ではなく「経理職に特有の見せ方ができていないこと」です。

今回は、その具体的なポイントをお伝えします。

採用担当者が経理の職務経歴書で見ているポイント

採用担当者は、経理職の書類を読むとき次の2点を特に意識しています。

・どんな規模・体制で業務を担ってきたか(会社の売上規模、経理人数、使用している会計システム)
・業務をどう改善・効率化してきたか(処理時間の短縮、仕組みづくり、対応範囲の拡大)

「月次決算を担当してきました」だけでは、売上10億の会社なのか500億の会社なのか、1名体制なのか10名体制なのかが一切わかりません。採用担当者が「この人を採りたい」と思うのは、業務の規模感と改善の実績がセットで書かれているときです。

よくある失敗パターン3つ

パターン①:担当業務の列挙だけで終わっている

「月次決算・年次決算・請求書処理を担当しました」で終わっている書類は非常に多いです。業務内容の把握としては問題ないのですが、「何をやっていたか」だけでは「採用したい」とは思わせません。「どんな規模で・どう動かして・何を改善したか」をセットで書く必要があります。

パターン②:規模感がわからない

会社の売上規模・従業員数・経理人数・使用している会計システムの記載がない書類は、採用担当者が即戦力かどうかを判断できません。これらは「実績」ではなく「業務概要」に書く情報ですが、書類全体の説得力に大きく影響します。

パターン③:使用ソフトの記載がない

弥生会計・freee・SAP・MFクラウドなど、実務で使ったソフトと経験年数は必ず記載してください。「経理経験あり」だけでは即戦力の判断ができません。

書き方のポイント3つ

ポイント①:冒頭に環境を示す

各職歴の先頭に「どんな会社・規模で・どんな業務を担っていたか」を2〜3行で書きます。

例:

売上高約30億円のサービス業(経理2名体制)にて、日次処理から年次決算・税務申告まで幅広く担当。税理士法人との連携も含め、決算業務を主担当として対応。

ポイント②:経理職で使える「3種類の数字」を意識する

・規模を示す数字:売上規模・仕訳件数・請求書処理件数など
・成果を示す数字:決算締め日数・処理時間の短縮・エラー件数など
・変化を示す数字:改善前後の比較・削減時間・短縮した日数など

「正確な数値を覚えていない」という場合は「約〇件」「月間〇時間程度」の概算で問題ありません。

ポイント③:「業務内容」「実績」「主な取り組み」を分けて書く

業務の箇条書きだけで終わらず、実績ブロックに数字、取り組みブロックに改善のプロセスを書くことで、採用担当者に「この人は動ける人だ」と伝わります。

例: 月次・年次決算を担当してきたパターン
【業務概要】
売上高約30億円のサービス業(経理2名体制)にて、日次処理から年次決算・税務申告まで担当。弥生会計を使用。

【業務内容】
・日次仕訳入力・現預金管理(月間仕訳件数約600件)
・月次決算・年次決算のとりまとめ
・法人税・消費税申告(税理士法人と連携)
・請求書発行・入金消込・買掛金管理

【実績】
・1年目:月次決算締め日を翌月12日から翌月7日に短縮
・2年目:年次決算を前任者比3日早く完了。請求書処理の入力ミスをゼロ件で維持

【主な取り組み】
月次決算の遅延原因を分析したところ、月末の費用集計に時間がかかっていることが判明。部門別の経費集計フォーマットを統一し、各部門から提出されるデータをそのまま取り込める仕組みに変更。集計作業を約3時間削減し、締め日の短縮につなげた。

【自己PRでのアピールポイント】
少数体制で幅広い業務を担ってきた経験から、「どこがボトルネックか」を自分で見つけて改善する姿勢が身についている。業務の正確な遂行に加えて、効率化・仕組み化の視点で貢献したい。

まとめ

経理職の職務経歴書は、「担当業務の列挙」に「規模感・成果・改善の取り組み」を加えることで、書類としての説得力が大きく変わります。

・冒頭に会社規模・経理人数・使用システムを書く
・「業務内容」「実績」「主な取り組み」の3ブロックで整理する
・数字が出にくい業務は「対応規模」「改善前後の変化」で代替する

「正確にこなしてきた」だけでなく、「どう改善してきたか」を書くことが、書類通過のポイントです。

「自分の経験、どうまとめればいいんだろう?」と悩んでいる方へ。採用側がどこを見ているのかをもとに、経歴の整理からお手伝いしています。

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