「なんだか不安……」
「何が原因かわからないけれど、モヤモヤする」
そんなとき、頭の中で同じことを何度も考えてしまうことはありませんか?
「もし失敗したらどうしよう」
「相手にどう思われただろう」
「もっとちゃんとしなければ……」
真面目で頑張り屋さんほど、考えれば考えるほど、不安が大きくなってしまうことがあります。
そんなときに試してほしいのが、目の前にあるものを3つ実況中継する方法です。
これは、頭の中でぐるぐる考え続けている状態から、意識を「今ここ」に戻すための小さな工夫です。
1. 目の前にあるものを3つ言葉にする
まず、ゆっくり周りを見渡してみましょう。
そして、目に入ったものを3つ、心の中でそのまま言葉にします。
たとえば
「白いカーテンが見える」
「机の上にペンがある」
「窓から空が見える」
という具合です。
ポイントは、良い・悪いと判断せず、見えたものをそのまま言葉にすること。
「きれいな空」ではなく、「青い空」と表現するように、できるだけ事実をシンプルに言葉にしてみましょう。
メリット:頭の中の不安から意識をいったん離し、「今この瞬間」に注意を向けやすくなる
デメリット:不安が強いときは、すぐに気持ちが切り替わらないこともある
2. 「考えない」ではなく「見る」に意識を向ける
不安になると、「考えないようにしよう」と頑張ってしまうことがあります。
でも、考えを無理に止めようとすると、かえってそのことが気になってしまう場合があります。
そこで、「考えない」のではなく、目の前にあるものを見ることに意識を向けてみましょう。
「赤いものはあるかな?」
「丸い形のものはあるかな?」
そんなふうに、ゲーム感覚で探してみるのもおすすめです。
メリット: 無理に気持ちを変えようとせず、自然に意識を目の前の現実へ戻しやすくなる
デメリット:慣れるまでは、「こんなことで意味があるの?」と感じることもある
3. 最後に「今は大丈夫」と確認する
3つのものを実況したら、最後に自分へ一言、声をかけてみましょう。
「今、私はここにいる。今は大丈夫」
未来のことを、今すぐ解決する必要はありません。
過去のことを、何度も反省し直す必要もありません。
まずは、「今、この瞬間に意識を戻す」ことを目指してみましょう。
もし今すぐ危険なことが起きているわけではないなら、「今は大丈夫」と自分に確認するだけでも十分です。
メリット:不安を感じたときに、自分を落ち着かせるきっかけをつくりやすい
デメリット:現実に解決すべき問題がある場合は、これだけで解決しようとしないことが大切
まとめ:不安より「今」に戻ろう
モヤモヤや不安を感じたとき、必ずしも「原因を突き止めなければ」と頑張る必要はありません。
ときには、頭の中の問題を解決しようとする前に、意識を「今ここ」に戻すことが助けになる場合があります。
そんなときは、目の前の景色を3つ実況してみてください。
「カーテンが見える」
「ペンがある」
「空が見える」
たったこれだけでも大丈夫です。
心を軽くするために必要なのは、いつも大きな変化ではありません。
今日、不安を感じた瞬間に、
「今、目の前に何が見えている?」
と自分に問いかけてみる。
その小さな一歩から始めてみませんか?