「日本の治安がどんどん悪くなってる気がする」-いつものよくある思い違いですよ本田さん
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先日、サッカー元日本代表の本田圭佑氏が、以下の意見をツイートしました。
「日本の治安がどんどん悪くなってる気がする。子供だけで外で遊ばせられへん。習い事も送り迎えが必要。何かあってからでは遅いと思わせる国になってきてる。
幸いなことに多くの外人はその事実にまだ気付いていない。それでも日本が良い国なのは間違いないが」
この発信に対してファンからさまざまなコメントが寄せられています。
「言ってくれてありがとう」
「同感です」
「令和になってから事故が多くなったと感じる」
「安心してください。気がするだけ」
「今は放課後や休日に小学校のグランドで友達とサッカーも出来ない」
「この先の日本が不安」
しかし、本田氏にしろ、彼に賛成するコメントを寄せたファンにしろ、「日本の治安がどんどん悪くなってる気がする」理由を明確には述べていません。
まさに「気がする」だけ。
だとすれば、答えは簡単。
「気のせい」です。
人は昔よりも今のほうが悪いと考えたがるものなのです。
なにかといえば「日本はもう駄目だ」とか「日本は悪くなるばかり」だとか。
そしてそうした意見の頷く人も常に一定数います。
しかしこういう人はほとんどの場合、客観的なデータを示しません。
それはそうでしょう、そんなデータなんて存在しないのですから。
いつもいっていることですが、統計では日本の犯罪発生数はずっと下がり続けていることが示されています。
たとえば、警察庁が発表したデータによれば、「我が国の犯罪情勢を測る指標のうち、刑法犯認知件数の総数については、平成15年以降一貫して減少しており、令和3年は568,148件と前年に引き続き戦後最少を更新」しているんです。
もちろん、犯罪が多様化し、人々の意識が変わっているということはあるでしょう。
特殊詐欺(オレオレ詐欺等)なんてものは昔はなかったし、最近でも指令役が有名マンガの主人公の名前を名乗る新たなタイプの犯罪、広域強盗事件が注目を集めています。
マスコミもできるだけ刺激的なニュースばかり集中的に流しますから、これを聞かされる一般市民はこうした犯罪が頻発しているかのように信じてしまうのです。
ところで、本田氏は「幸いなことに多くの外人がその事実にまだ気付いていない」といっていますが、なぜでしょう。
まったく意味がわかりません。
「日本の治安がどんどん悪くなっている」ことが事実だとして、それを外国人に知られたら日本に来てくれなくなるといいたいのでしょうか。
私は外国人が日本に来なくなっても一向に困りませんが。
ただ、本田氏の「子供だけで外で遊ばせられへん。習い事も送り迎えが必要」との指摘は正しいと思います。
というかそれが当たり前なのです。
子供は大人が常に注意して保護しないといけません。
子供だけでの行動など許すべきではないのです。
その意味では、本田氏の危惧は人々の警戒心を喚起するため、有意義だと思います。
では