正直、今日まで気づいていなかった。
きっかけは「GPSを使った何か新しいビジネス」を考えていたこと
UberみたいにリアルタイムGPS位置情報を使ったアプリ、どんなビジネスになるだろうと漠然と考えていた。
マッチングアプリ、高齢者見守り、おつかいマーケット、場所をトリガーにした体験経済……いろいろ出てきたけど、どれもパッとしなかった。
そこで「ローカルで動く何かがいい」という感覚が出てきた。
クラウドのAIを使いながら、ローカルで新しい何かを生み出す。今自分がやっていることを複製させるような。
「自分のコーディングフローを複製させたい」
Open Interpreterみたいなやつ、と言えば近い。でも違う。
自分が Claude × Cursor でコーディングするときの動作パターンごと、AIに移植したい。
今やっていること:
MUSUBUセッション開始
→ DB構造ダンプ
→ tree出力
→ Supabase型生成
→ コーディング開始(1ステップずつ確認)
このフローは自分が手を動かして作ったものだ。なぜこの順番か、どこで確認を挟むか、どのファイルはVSCodeで触りPowerShellは使わないか。全部に理由がある。
これを「Skill.md」というファイルに書き溜めている。Claude(AI)がそれを読んで、自分流に動いてくれるように。
ふと思った。このSkill.mdの品質さえ上がれば、エージェントが自分の代わりに動けるんじゃないか。
理想の姿が見えた瞬間
今:
自分 → Claude → Cursor → 手動確認 → 手動デプロイ
理想:
自分「MUSUBUの整骨院バージョン作って」
エージェント → 設計 → 実装 → テスト → Vercelデプロイ
自分「これでいい?」→ Yes → 完成
MUSUBUというLINE×AI予約SaaSを作った。
これを整骨院向けに横展開する。英語版にする。
今は全部自分がタイプして、確認して、デプロイしている。
でもMUSUBUのソースコードと文脈を全部持ったエージェントが動けば、変更点だけ伝えれば勝手に横展開してくれる。
台数が増えたら、工場になる
1台のPCでそれが動いたら。
使っていない古いPC、3〜4台ある。
PC① → MUSUBU整骨院版 → デプロイ待ち
PC② → MUSUBU英語版 → デプロイ待ち
PC③ → JINZAI Care版 → デプロイ待ち
PC④ → 新規アイデア → デプロイ待ち
朝起きたら通知が来ている。「確認してください」。
LINEで「OK」と返す。デプロイされる。
自分はもう職人じゃない。工場のオーナーだ。
ボトルネックはハードウェアじゃない
ここが重要な気づきだった。
古いPC(Core i5 / 16GB RAM)でいい。処理の重さはClaudeAPI側が持つ。中古3万円 × 5台 = 15万円。
あるいはGitHub Actionsで並列実行すればPCすら要らない。
本当のボトルネックはSkill.mdの品質だ。
エージェントへの文脈の解像度が低いと:
迷う
間違った実装をする
確認コストが増える
結局自分が直す
文脈の解像度が高いと:
迷わない
正しく実装する
最終確認だけでいい
台数を増やすほど生産量が増える
「台数を増やす」前に「文脈の品質を上げる」。これが今やること。
これから1〜2ヶ月でやること
今まで:作って終わり。セッションが終わったら忘れる。
これから:作りながら記録する。
具体的には:
セッション終了時に一行残す
今日やったこと
なぜその順番だったか
どこで迷ったか
どう判断したか
コードだけじゃなく「なぜ」を残す。それがエージェントの判断基準になる。
新しいパターンが生まれたらSkill.md化する
「あ、これいつもやってるな」と気づいた瞬間に書く。
汎用AIには絶対に真似できないもの
世の中が作ろうとしているのは汎用エージェント。
自分が作ろうとしているのは:
「MUSUBUを知っている」
「JINZAIのルールを知っている」
「確認ファーストの判断基準を知っている」
「Vercelの本番環境を知っている」
自分の文脈ごと持ったエージェント。
これは汎用AIには真似できない。そして、この設計図(Skill.md群)自体が、いつか売れる資産になる。
まだ土台は固まっていない
正直に言う。今日、少しだけ未来が見えた。でもまだ土台が固まっていない。
1〜2ヶ月は品質を上げる地味な作業が続く。
でも今やっていることを「残す前提」で作業や思考を合わせていく。それだけで、数ヶ月後に全然違うものが手元にある気がしている。
個人開発者 / 元ホテル支配人 / LINE×AI予約SaaS「MUSUBU」開発中