「UTAGEの数字を見たいのに、ファネルと配信と申込の画面を行き来しているうちに時間が終わる」
「申込フォームの回答が溜まっているけれど、読み返す時間が取れないまま置いてある」
UTAGE(ウタゲ)は、メール配信・LINE配信・ページ作成・決済・会員サイトをまとめて扱えるツールです。
私はUTAGE構築サポートを50社以上でお手伝いしてきましたが、数字を見ない理由の多くは「関心がない」ではなく「集めるのに手間がかかる」でした。
ここでは、UTAGE公式のMCP(AIに外部のツールを触らせるための共通の接続口)でAIをUTAGEにつなぎ、数字をチャットで取り出して集計させる方法を書きます。
■ 数字の取得は、変更を伴わない安全な操作
はじめに前提を1つ。
数字を読み取る指示は、ページや配信を作り替える指示と違って、UTAGE側の中身を変えません。
作る・送る・消す操作は慎重に扱う必要がありますが、一覧の取得と集計はAIに任せやすい領域です。
なお、決済や商品の設定のように画面でしか扱えない項目もあるので、数字の取得と設定の変更は分けて考えます。
私も、AIをつないだ初日にまず数字の取得から試しました。
■ 取り出せる数字
私が実際にチャットで取り出したのは、次の3種類です。
・ファネルのPV・UU・登録率(3ヶ月分をまとめて)
・メール配信の開封とクリック
・申込フォームの回答(個別相談の申込16件を全件)
このほか、読者一覧や申込者一覧も取得できます。
■ 手順1|期間と単位を指定する
いちばん多い失敗は、指示が漠然としていて、返ってきた数字が何の期間のものか分からなくなることです。
「先月の数字を見せて」ではなく、期間、対象、単位の3つを言葉にします。
たとえば「6月1日から8月31日まで、このファネルの日別のPV・UU・登録数と登録率を、月ごとの合計も付けて表にしてください」と頼みます。
登録率のように割り算が入る数字は、分子と分母が何かも一緒に書かせておくと、後で読み返したときに迷いません。
■ 手順2|メールの開封とクリックを配信ごとに並べる
配信の数字は、1通ずつ画面で見ると比較がしづらくなります。
「この期間に送ったメール配信を、配信日・件名・送信数・開封・クリックの順で一覧にしてください」と頼むと、1つの表になります。
ここで大事なのは、AIに理由を語らせないことです。
数字が下がった理由を推測させると、確かめようのない話が混ざります。
私は「数字だけを出して、解釈は書かないでください」と付けています。
■ 手順3|申込者の回答をまとめる
申込フォームの自由記述は、件数が増えるほど読み返されなくなります。
私は個別相談の申込16件について、回答を全件取得して整理させました。
このとき頼むのは、要約ではなく「並べ替え」です。
「回答を1件ずつ原文のまま並べて、申込日の順にしてください」と伝えると、言い回しがそのまま残ります。
そのうえで「同じ言葉が複数の人から出ている箇所に印を付けてください」と追加すると、目を通す順番が決まります。
■ 聞き方を固定して、毎回同じ形で出させる
数字は、1回取って終わりにすると比べられません。
私は、使った指示文をそのままメモに残し、翌週は日付だけ書き換えて貼っています。
同じ聞き方をすれば、返ってくる表の列も並び順も同じになるので、前回と横に並べるだけで変化が見えます。
聞き方を毎回変えると、数字が動いたのか、集計の仕方が変わったのかが分からなくなります。
指示文は長くて構わないので、いったん形が決まったら触らずに使い回すのが楽です。
■ 出てきた数字の扱い方
AIが出した表は、そのまま信じずに1点だけ画面と突き合わせます。
私は、合計の1行と、いちばん数字が大きい1行だけをUTAGEの画面で確認しています。
2ヶ所が合っていれば、取り出し方そのものは合っていると判断できます。
複数のUTAGEアカウントを使い分けている場合は、取得の前に「今つながっているのはどのアカウントですか」と聞いておきます。
別のアカウントの数字を見て判断してしまうのが、いちばん取り返しのつかない間違いだからです。
■ まとめ
・数字の取得と集計は中身を変えない操作なので、AIに任せやすい
・取り出せるのはファネルのPV・UU・登録率、メールの開封とクリック、申込者の回答、読者一覧など
・指示には期間・対象・単位の3つを入れる
・登録率のような割り算は、分子と分母も一緒に書かせる
・配信の数字は1通ずつ見ずに、期間で一覧にして並べる
・自由記述は要約させず、原文のまま並べ替えさせる
・数字が下がった理由をAIに推測させない
・出てきた表は、合計と最大の2行だけ画面で突き合わせる
ここまで読んで「自分のUTAGEでも、話すだけで組める状態にしたい」と感じた方へ。
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