すでにLステップやエルメなどのLINE配信ツールを使っていて、UTAGE(ウタゲ)への乗り換えを考えている。
この場合、新規で始める人とはまったく別の注意点があります。
私はUTAGE構築サポートを50社以上でお手伝いしてきましたが、移行のご相談でいちばん多いのが「友だちが引き継げると思っていた」という誤解です。
■ 前提:LINE配信ツールは併用できません
LINE公式アカウントのMessaging APIは、1つのサービスにしか連携できない仕様です。
そのため、すでに他のLINE配信ツールと連携しているLINE公式アカウントを、UTAGEと併用することはできません。
■ 起きること:既存ツール側の連携は自動で外れます
UTAGEと連携設定をすると、外部ツール側のLINE公式アカウント連携設定(webhook URL)が自動的に解除されます。
■ 確認項目1:既存ツールの読者情報がどうなるか
連携を解除したあと、それまで使っていた読者情報を引き続き閲覧できるかどうかは、ツール提供会社ごとに異なります。
UTAGE公式マニュアルでも、UTAGEと接続する前に、利用中の外部ツール会社へ「LINE公式アカウントとの連携解除後の動作」を確認するよう案内されています。
・連携を解除したあと、管理画面にログインして読者情報を見られるか
・データを書き出せるか、書き出せるならどの形式か
■ 確認項目2:既存の友だちは、そのままでは配信対象になりません
LINE公式アカウントの仕様上、連携するシステムを変更した場合、フォロワーからのアクションがない限り、UTAGE側で友だちとして認識されません。
● 方法A:LINE公式アカウントからアクションを促す
UTAGEとの連携後、LINE公式アカウント側から「スタンプを送ってください」といったメッセージを配信し、返信などのアクションをしてもらいます。
● 方法B:「他システムからの移行リンク」を使う
UTAGEには、他システムから移ってきた友だちをUTAGEへ反映させるための専用機能があります。
この機能を使うと、リンクをクリックしてもらうだけで移行できます。
1. LINEアカウント設定で、Messaging API設定の連携を完了させる
2. 既存の友だちを登録するためのシナリオと、ステップ配信を先に用意する
3. 「LINEアカウント設定」で、「システム導入前からの友だちが登録されるシナリオ」を指定する
4. 「他システムからの移行リンク」で管理名称と遷移先URLを入力して保存し、移行用URLを取得する
5. 取得したURLを、LINE公式アカウントからメッセージで配信する
・この機能は、すでにLINE公式アカウントに友だち登録されているユーザーにのみ有効です
・ブロック中のユーザーには使えません
・登録先のシナリオを先に指定していないと、あとから手動で登録することになります
■ 確認項目3:移行の順番を決めておく
移行の順番は、こうなります。
1. 既存ツールの提供会社に、連携解除後の動作を確認する
2. UTAGE側で、受け皿になるシナリオとステップ配信を先に作る
3. LINE公式アカウントをUTAGEに連携する(この時点で既存ツールとの連携が外れる)
4. 移行リンク、またはアクションを促す配信で、既存の友だちをUTAGEに反映させる
受け皿を作る前につないでしまうと、戻ってきた友だちの行き先がありません。
■ 確認項目4:配信できない期間をどう見るか
3の連携作業をした瞬間から、既存ツールでの配信はできなくなります。
つまり、移行のあいだに配信が止まる期間が発生するということです。
販売や募集の予定が入っている時期を避けて、移行日を決めてください。
■ まとめ
・LINE配信ツールは併用できない(Messaging APIは1サービスのみ)
・UTAGEにつないだ時点で、既存ツール側の連携は自動で外れる
・連携解除後に読者情報を見られるかは提供会社ごとに違うので、事前に確認する
・既存の友だちは、アクションがないとUTAGE側の配信対象にならない
・「他システムからの移行リンク」を使うと、リンククリックで反映できる(ブロック中の人には使えない)
・受け皿のシナリオを先に作ってから連携する
・移行の前後は配信が止まるので、販売予定のない時期を選ぶ
ここまで読んで「自分でやるのは不安だな」と感じた方へ。
初期設定だけでなく、UTAGEの構築をLINE連携まで2週間でまるごと代行するサービスをやっています。設定でつまずく時間をなくして、売上の自動化を早く形にしたい方はこちらをどうぞ。
▼詳しくはこちら