SNS運用を一人で担当していると、やることがどんどん増えていく感覚があると思います。
• 投稿を作る
• 画像や動画を用意する
• コメントや反応を見る
• 数字を確認する
• 他社の動きも気にする
• 新しい施策も考える
しかも、小規模事業者の場合は、SNSだけを専任で担当しているわけではなく、ほかの業務と並行していることも多いはずです。
そんな中で、
「SNSをちゃんとやるなら、もっと投稿しないといけない」
「リールもやらないといけない」
「ストーリーズも止めない方がいい」
「XもInstagramもYouTubeも全部やった方がいい」
と考え始めると、かなり苦しくなりやすいです。
今回は、一人でSNS担当をしている人ほど、最初に全部やろうとしない方がいい理由について書いてみます。
頑張っている人ほど、やることを増やしがち
SNS運用に悩んでいる方は、むしろ真面目な方が多い印象があります。
ちゃんと伸ばしたい気持ちがあるからこそ、
• もっと頻度を増やさないと
• 新しい形式も取り入れないと
• 他の媒体も動かさないと
• トレンドも追わないと
と、自然に考えてしまうのだと思います。
でも、一人で担当している場合、最初から全部を高いレベルで回そうとすると、どうしても無理が出やすいです。
SNS運用は、やろうと思えばいくらでもやることが増やせます。
だからこそ、何をやらないかも同じくらい大切です。
「全部やる」は、やる気の問題ではなく設計の問題
SNSが続かなくなると、
「自分の継続力がないのかもしれない」
と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも実際には、気合いや根性の問題というより、最初の設計が重すぎることも多いです。
たとえば、
• 毎日投稿を前提にしている
• 複数媒体を同時に回そうとしている
• 動画も画像も全部自前で作ろうとしている
• 毎回ゼロからネタを考えている
• 数字も完璧に追おうとしている
こうした状態だと、担当者がひとりの場合はかなり負担が大きいです。
一方で、
• 投稿頻度を現実的にする
• 媒体を絞る
• 投稿テーマを絞る
• 使い回せる型を作る
だけでも、かなり運用しやすくなることがあります。
つまり、続くかどうかは、努力不足というより無理のない形にできているかの問題でもあります。
最初に全部やろうとすると、軸がブレやすい
一人でSNS担当をしていると、目の前のタスクを回すだけでも大変です。
その状態で、さらに
「これもやった方がいい」
「今はこれが流行っているらしい」
「他社もやっている」
と情報を増やしていくと、発信の軸がだんだん見えにくくなることがあります。
たとえば、
• 今日は商品紹介
• 明日はノウハウ投稿
• 次は雑談系
• その次は流行りに寄せた投稿
というように、ひとつひとつは悪くなくても、全体として何を伝えたいアカウントなのか分かりづらくなることがあります。
全部をやろうとすると、量だけでなく、方向性の整理も難しくなります。
だからこそ、最初の段階では
「このアカウントでは何を中心に見せるのか」
を決めておいた方が運用しやすいです。
小規模事業者のSNSでは、続けられることの価値が大きい
大きな組織であれば、担当者を分けたり、制作を外注したり、分析の体制を作ったりできることもあります。
でも、小規模事業者や一人担当の場合は、どうしても使える時間やリソースに限りがあります。
そういう中で大事なのは、理想論を並べることよりも、今の体制で続けられる形を作ることだと思っています。
たとえば、
• まずは週2本から始める
• 反応のよい形式に絞る
• よく使う投稿の型を決めておく
• 無理に全媒体を動かさない
• まずは既存の運用を整える
こうした考え方の方が、現実的で、結果として積み上がりやすいです。
SNSは一発で完成させるものというより、回しながら整えていくものだと思っています。
だからこそ、最初から完璧を目指しすぎない方が進みやすいです。
やることを減らすのも、立派な改善です
SNS運用の相談では、
「何を増やせばいいですか?」
と聞かれることが多いです。
でも、状況によっては、増やすことよりも減らすことの方が大事な場合もあります。
たとえば、
• 投稿テーマを増やしすぎている
• 媒体を広げすぎている
• 無理な更新頻度を設定している
• 毎回新しいことをやろうとしている
こうした状態なら、一度やることを減らして整理する方が良いこともあります。
減らすというと後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、今の自分たちに合った形に整えることなので、立派な改善だと思っています。
一人で運用している時ほど、「増やす」だけが正解ではないです。
相談の場でも、まず優先順位を整理したい
私がSNS運用の相談で大切にしているのは、いきなり「これもやりましょう」と増やすことではなく、まず優先順位を整理することです。
たとえば、
• 今、本当に見るべき媒体はどこか
• 今、強化すべき投稿は何か
• 今、無理なく続けられる頻度はどのくらいか
• 何を後回しにしても大丈夫か
こうしたことを整理するだけでも、かなり気持ちが楽になることがあります。
一人で抱えていると、全部同じ重さに見えてしまうことがあります。
でも実際には、今すぐやるべきことと、あとでよいことは分けられることが多いです。
その整理ができるだけで、SNS運用はかなり進めやすくなります。
最後に
一人でSNS担当をしていると、真面目な人ほど「もっとやらなきゃ」と思いやすいです。
でも、最初から全部やろうとすると、負担が大きくなりすぎたり、方向性が散らかったりして、かえって続けにくくなることがあります。
だからこそ、
• 何を優先するのか
• 何を今はやらないのか
• どこまでなら無理なく続けられるのか
を整理することには意味があると思っています。
SNS運用は、やることを増やす前に、まず整えるだけでもかなり変わることがあります。
小規模事業者の方や、一人でSNSを担当している方向けに、
SNS運用の方向性整理や壁打ちのご相談を受けています。
「全部やろうとして苦しくなっている」
「優先順位が分からない」
「今の運用を一度整理したい」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
今の状況に合わせて、無理なく進めやすい形を一緒に考えられたらと思っています。