でき太くん三澤のひとりごと その45

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投稿 その45

突然、若手スタッフに質問をされました。


「三澤さんは、今勉強ができない子を具体的にどのくらい長い目で見守るつもりで取り組んでいますか?」


私は、即答しました。


「一生です」


その質問に即答するだけでなく、その答えが「一生」というのには自分でもちょっと驚きましたが、私のこれまでの実践経験がその言葉を思考を超えて言わせたのかもしれません。


私はどちらかというと、どこにも行くところがなくて困っているお子さんを多く担当しています。


どこにも行くところがないということは、これまで様々な教育機関を試しても全く結果が出ず、子どもは自分の能力にすっかり自信をなくし、やる気もでず、完全に自己否定してしまっている状況です。

医療でいえば、お医者さんからも見放されてしまった状況です。

(中学1年生で3+8で指を使っているケースや、小学6年生で2+3で指を使うなど)


おそらく若手スタッフは、そういう状況にいるお子さんを、一体いつまで「できる、できる、きっとできる!」というエールを送り続けるのかということが言いたかったのだと思います。


私はその子が自分に自信を持つきっかけができるところまで、その子が自分に自信を回復するところまで、あきらめずに見守っていくつもりで取り組んでいます。


もしそれに1年かかるなら、1年間ずっと。

それに3年かかるなら、3年間ずっと。

もしそれに10年かかりそうなら、10年間ずっと。


いいことも、いやなこともたくさんあっても、最終的には一生かかっても、「できる、できる、きっとできる!」というエールを送り続け、その子が自分に自信が持てるようになるまでサポートしていきたいです。


本来教育というのは、それくらい長い目で見守る必要があるものではないでしょうか。


私がなぜこれだけ長い間、つまり自分の一生の間、自分が担当させていただく子どもたちに「できる、できる、きっとできる!」というエールを送り続けることができるのかといえば、今日まで見守り続けたことで「私もできる!」とか、「ぼくもできるようになった!ぼくはすごいんだ!」というように、自信を回復するお子さんたちがたくさんあらわれてくれたからです。


昨日も、あるお子さんから「この問題簡単!ぼくできるようになってきた。わかるようになってきたよ!」というひと言をいただきました。


このような子どもの成長が、「できる、できる、きっとできる!」というエールを私が送り続ける原動力となっています。
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