【就職活動日記】第37話:履歴書と私と深夜2時のカップラーメン
記事
コラム
― 就職活動とは、もはや現代の呪術である ―
「志望動機を200文字以内で書いてください」
それはつまり、お前の魂の方向性をTwitterのポスト1回分で表現しろという試練だ。
――書けるかァアアアア!!!
履歴書を前に、私は湯気立つカップラーメンをすすっていた。
もはや栄養の概念よりも、生きてる証拠が欲しかった。お湯を注ぎ、3分待ち、麺をすする。
私は生きている。企業から返信は来ないが、麺は伸びている。
【面接編】ブラックスーツに身を包んだ虚無の戦士たち
朝9時の面接。
血色のない顔。無言でパンフレットを読む他の就活生。
まるで地獄の入口に並ぶ亡者たち。
いや違う、これは**“社会”という名の巨大なフードチェーンの底辺**である。
我々は、狩られる側の草食動物だ。草(求人情報)を食みながら、天敵(面接官)に怯える存在。
「あなたの長所を教えてください」
それは、この場で自己肯定感をねじ曲げて自画自賛せよという高度な心理戦。
「チームでの協調性に優れ、柔軟に対応できます(震え声)」
ほんとは人間不信でSlackも苦手ですごめんなさい。
【お祈りメール】キミに決めた!(※決まってない)
件名:選考結果のお知らせ
本文:誠に残念ながら…
ああ、来たよこの定型句。
もはやこれ、呪文だよ。"就活者に50ダメージ与える"系の黒魔法だよ。
3回唱えられると履歴書が自動でシュレッダーに吸い込まれる。
でもさ、慣れてきたんだ。
最近じゃメール開く前から「あ、これはお祈りの香りがするな」って分かる。
人は成長するんだね。地獄の中でも。
【エンディング】内定よりも大事なものがある(と思いたい)
就職活動という名のRPGにおいて、レベルアップは地味だ。
HP(精神力)はギリギリ、MP(やる気)は枯渇、経験値はたまらない。
でも、仲間(同じように病んでる友人)とLINEしながら、今日もエンカウントしにいく。
明日もまた、よくわからない企業の「説明会」に参加しよう。
何も説明されないかもしれないけど、絶望には慣れた。