「アダルトチルドレン」と呼ばれたのは元々、親がアルコール依存症で機能不全に陥った家庭で育った、独特の心理状態を持った大人たちです。
彼らは、大人になっても過去のトラウマに引を引きずり、精神的に大人になれない……というと他人事のようですが。
私も、アダルトチルドレンです。
でも、運と努力のおかげで随分克服できてきたと思っています(^^
日本人の大半はアダルトチルドレンとも言われているので、仕方ないという面もあるのでしょう。
でも、日本の家庭の大半は親がアルコール依存症ではありませんよね。
私の家庭も、ごく一般的な(と自分は思っていた)家庭でした。
父は特に働き者でもなく、母は専業主婦、祖母は病気がち、子供はわたしを含め3人で、何不自由なく高校、専門学校を卒業し、社会に出ました。
毎日たくさん食べて、学校にも行って、暴力を受けたこともありません。
成績が良かったり、賞をもらったりすると、とても褒めてもらえました。
でも、ものごころついてから、抱きしめられた記憶が無いと気付いたのは50歳を過ぎてからでした。
私は常に母が大好きで、母は明るくて素敵な人だと信じて、そうしてずっと生きてきたのですけれど。
小学6年生の時に学校で泣いてしまったことがあり、友人のIさんが抱きしめてくれたのですが、その時の温かさを今でも覚えています。
今ではIさんは、あの時点で私の母より大人だったのかと思いさえします。
そういう育ち方をして、私は気付かぬうちにアダルトチルドレンとして大人になりました。
そして、あんなに明るくて素敵な母の子なのに、自分は地味で冴えなくてダメだなあといつも感じてきたのです。
さて、そんな私の描く風景構成法の絵には、幼少期の寂しさや怒りが常に表れてしまいます。
赤い花や、大量の水や、肉食の水中生物になって表れてきます。
分かっていても、表してしまいます。
絵に表現して納得するだけでも癒しの効果があります。
自分で描いた絵は、いつでも自分の味方ですから。
人に話を聞いてもらうこともできます。
今は、信用できる人を見つけました。
アートセラピーやカウンセリングの仲間、そして古い友人もいます。
自分が「辛い」こと「辛かった」ことに気が付いたからできることです。
「辛い」と感じた記憶が無くても「幸せだった」と信じこむのはやめて下さい。
今「生きづらい」と感じているなら何か理由があるはずです。