いつも周りの人のことを気遣って、頼まれたら嫌と言えずに引き受けてしまう。
本当は少ししんどいのに、笑顔で「いいよ」って答えてしまうこと、ありませんか?
自分の親切や善意が、いつの間にか相手にとって「当たり前」になってしまって、気づけば「便利屋」のようなポジションから抜け出せなくなっている……。
そんな状況が続くと、心も体もクタクタになってしまいますよね。
これまで恋愛や夫婦関係、仕事や将来の不安など、本当にたくさんの悩みに寄り添ってきましたが、あなたのように優しくて思いやりのある方ほど、この深みにはまってしまいがちなんです。
人の力になりたいという pure な善意を持っていることは、本当に素晴らしいことですし、あなたの大きな魅力です。
でも、その優しさがあなた自身の心を傷つけてしまっているとしたら、少しだけ立ち止まってみる必要があります。
なぜ、善意を利用されて「便利屋」になってしまうのでしょうか。
それは、あなたが「断ったら嫌われてしまうかもしれない」とか、「自分ががんばれば丸く収まるなら」と、相手の気持ちを優先しすぎてしまうからかもしれません。
けれど、相手の都合ばかりを優先していると、周囲は「この人は何でもやってくれる人だ」と勘違いし始めてしまいます。
あなたの優しさに甘えて、どんどん無理な要求を重ねてくるようになってしまうんですね。
ここで一つ、大切なお話をさせてください。
相手の期待に応えないことと、相手を傷つけることはまったく別物なんです。
自分の時間やエネルギーを守るために「今は難しいんだ」と断ることは、決してわがままではありません。
心理カウンセラーとして、僕は「自分を一番大切にすること」が、結果的に人間関係を良好に保つ一番の近道だと考えています。
自分の心が満たされていない状態で人に優しくし続けても、いつか限界がきて心が折れてしまいます。
だからこそ、まずは自分の中に小さな「境界線」を引いてみましょう。
すべての頼みごとを受け入れる必要はありません。
「ここまでは手伝えるけれど、これ以上は無理かな」というラインを、自分の中で決めておくんです。
もし断るのが怖かったら、クッション言葉を使ってみるのもおすすめですよ。
「声をかけてくれてありがとう。でも、今は時間が取れなくてごめんね」と、感謝や謝意を添えて断るだけで、角を立てずに自分の身を守ることができます。
最初は断ることに罪悪感を覚えるかもしれません。
胸がざわついたり、申し訳ない気持ちになったりするのも当然です。
でも、その罪悪感は「これまでずっと他人のために頑張ってきた証拠」でもあります。
少しずつで大丈夫ですから、自分の時間や気持ちを優先する練習をしていきましょう。
あなたが「NO」と言ったくらいで離れていくような関係なら、それは最初からあなたを大切にしてくれていなかったのかもしれません。
本当の信頼関係というのは、お互いの限界や立場を尊重し合える関係のことです。
自分の意志を伝えることで離れていく人を恐れる必要はありませんし、むしろあなたの境界線をしっかり受け止めてくれる人こそ、これから長く大切にしていくべきお相手です。
あなたは、誰かの都合を埋めるための存在ではありません。
自分の人生の主役は、他の誰でもなくあなた自身なんです。
これからは、相手のためではなく、あなた自身の笑顔のためにその優しい心を使ってあげてくださいね。
あなたが自分自身を一番大切にし、穏やかで満たされた毎日を過ごせるようになることを、いつでも心から応援しています。