悪魔と取り引きする話

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コラム
選挙でしたね。
政権交代とはいかなくても、もうちょっと野党ががんばってくれるかと期待していたので残念です。
ドイツでは政権交代したものの、あんまり期待できなさそう、らしいですよ。
知人の話ですけど・・・。メルケルがしでかした後始末ということになりそうですね。ご本人はご満悦でしょうけど。

だけど、政権が交代できるくらいなのですから、日本の閉塞状態よりはマシと言えるのではないでしょうか。

閉塞感を打開する時、悪魔の力を借りる必要がある、のかもしれません。

ヨーロッパには、割と悪魔と取り引きする話があります。
ゲーテの「ファウスト」に登場する悪魔はメフィストフェレス、魂と引き換えに願いをかなえてくれる悪魔です。
その他にも、死後の魂ではなく、影をくれと要求する悪魔の話もありますよね。

私と悪魔は縁は深くないのですが、何かしらのご縁があるのかしらと感じたことがあります。
バイエルンにいた時なんですが、レーゲンスブルクという観光地に行ったのです。
そこは、私のあこがれの土地でしてねぇ。

池田理代子さんの長編漫画「オルフェウスの窓」、ご存知でしょうか。
レーゲンスブルクの音楽学校の話なんですが、ロシア革命なんかも絡んで、私好みの愛と革命の大河ドラマなんですよ。
しかも、池田理代子さんのお得意の「女だけど男のふりしてる」主人公が出てきて・・・ロマンあふれる作品です。ベルばらより個人的には好きな作品なんですが、知名度がベルばらほどではないんですよねぇ。ぜひぜひご一読を。

そのレーゲンスブルクの観光名所、漫画のように「窓から目が合った異性に恋をする」というジンクスがあるかどうか知りませんが・・・とりあえず観光案内に載っているのは「ドイツ最古の石橋」でしてね。
ドナウ川にかかる石橋、今も修復しながら使われております。
その橋に由来する伝説に悪魔が登場します。

橋の建設の責任者と、教会建設の責任者が賭けをしたんです。
どっちが先に完成させるか、と。
レーゲンスブルクは、教会がありまして、そこに少年合唱団があって、割と有名らしいですよ。ドーム・シュパッツェンと呼ばれてて、教会のスズメたちという意味ですね。

当時と変わっていなければ、日曜日の10時から、教会でミサが行われ、観光客も参列できます。そのミサで少年合唱団の天使の歌声が鑑賞できちゃうんです。
途中で寄付金の回収箱が回ってきます。額はいくらでもいい、らしいですが5~10ユーロくらいが妥当でしょうか。二回くらい箱が回って来るんで、気を付けてください。

賭けの話。
橋の建設担当者が、どうしても勝ちたいので、悪魔と取り引きするのです。
悪魔は手伝う代わりに「完成した後、一番最初に橋を渡るものの魂をいただく」と条件を出しました。
何が何でも勝ちたい橋の担当者は了承します。

悪魔の手を借りた橋の方が先に完成します。
そしてその橋の完成お祝いで、市長が一番に橋を渡ることになりました。
ヤベエ・・・と担当者は焦ったことでしょう。

困った橋の担当者は市長が渡る前に、犬だったかニワトリだったかを先に渡らせました。
悪魔は怒って、悪態をついてどこかへ行ってしまったらしいです。

教会建設の担当者は、賭けに負けたショックで身を投げて自殺したそうです。
正々堂々と賭けに挑んだ方が命を落とす羽目になる、なんて理不尽な話です。

悪魔と取り引きするには、図太い神経と機転が利かないとダメなんでしょうねぇ。成功するということは、そういうことなのかしれません。

なかなか考えさせられるお話です。

日本の政治家の方々に、悪魔と取り引きしてまでも、やり遂げたい信念がある方がいるのでしょうか。
悪魔に魂を売り飛ばして、権力の美酒に酔うくらいのことしかしてないような気がしますけど・・・。

まっとうな人が自殺するような事態の時、悪魔が暗躍しているのかもしれません。

レーゲンスブルクへは、ミュンヘンから一時間くらいですかね。ICEで行けると思います。
バイエルン観光の折には、ちょっと足を延ばしてみてください。
教会のすぐそばに、これまたドイツ最古のチョコレート屋さんがあります。
「プリンセス」という名前のチョコレート屋さんです。素敵な箱や缶に詰められたトリュフチョコの詰め合わせなど、お土産にちょうどいいですよ。
二階がカフェになっていて、ケーキとコーヒーもいただけます。

それからマニアしか興味ないかもしれませんが・・・
レーゲンスブルクにはケプラー博物館があります!
ここは週末のみしか開館してませんので、観光の折には事前に開館日と時間を確認されるとよいかと思います。

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