ワイ「思い込みが激しい人が多いです。」
助手「なによ唐突に。」
ワイ「人のお悩みを聞いていて思うことがありまして。」
助手「どんなことよ?」
ワイ「自分の力ではどうしようもないことを変えたいと思う人が多い。」
助手「そうなんだ。」
ワイ「周りにいる人たちや環境を変えようとする人が多い。しかし、それは変えることができない。いわば定数です。」
助手「周囲に訴えかけたりすれば変わるかもしれないよ。」
ワイ「それができないから悩んでるんですよね?では今後も変えることはできません。」
助手「ぐぬぬ。言う通りだわ。」
ワイ「なのに周りの環境を嘆いて悩んでらっしゃる。一種の思い込みに近いかもしれませんね。」
助手「どういうこと?」
ワイ「気づかぬうちに『こうあるべき』『こうでなければならない』と思っている可能性があります。だから環境を嘆き、原因を他人に転嫁するんです。」
助手「そんなつもりはないんじゃない?」
ワイ「無意識にそうなってるだけです。自分でも気づいてません。」
助手「知らず知らずのうちに、ってやつね。」
ワイ「だから変えられるところに焦点を当てなければ。」
助手「例えば?」
ワイ「手っ取り早いのは自分自身です。」
助手「それができないから相談してるんじゃない。」
ワイ「変わろうとするから無理が生じるんです。」
助手「言ってることがアベコベだよ。」
ワイ「自分の性根はなにをやっても変わりません。」
助手「アナタの変態性も変わんないもんね。」
ワイ「しかし視点を変えてみると発見があります。」
助手「そうなの?」
ワイ「変わろうとするのではなく、どう見せるかと考えてみる。」
助手「どういうことよ?」
ワイ「例えば自分の弱点を『人から頼まれると断れない性格』だと感じている場合。」
助手「それ分かるわ。私も同じだから。」
ワイ「あなたは絶対違うと言えます。」
助手「失礼しちゃうわ。」
ワイ「本題に戻しますね。これは視点を変えてみると『人から頼まれたら進んで取り組む人間』であるとも言えますよね。」
助手「印象がだいぶ違うね。」
ワイ「頼まれて断れない性格を自分の最大の武器にすればいいだけです。」
助手「なるほどね。」
ワイ「頼まれたことを率先してやる。人が嫌がる頼み事も受け入れる。そこに自分の存在価値を見出せるかもしれませんよ。」
助手「それがイヤだと思っていても?」
ワイ「なぜイヤだと思うのか。それは周囲の人間と自分を比較するからに他なりません。」
助手「気づかずに他人と比べてる?」
ワイ「人と比べて自分が劣っている・自分はダメな人間だって思うから自分の弱点がイヤになり、もがく。」
助手「そう言われると分かる気がする。」
ワイ「他人と比べて良い結果につながることなんて一切ありません。他人は他人。自分は自分。」
助手「アナタの生き方そのものね。」
ワイ「どう足掻いたって相手の魅力を真似することなんて労力の無駄ですよ。自分がいま持っている武器を磨いて研ぎ澄ませる方が何倍も意味があります。」
助手「その考え方であれば自分を活かせるってことね。」
ワイ「他人を羨むよりも自分に目を向けてほしいですね。変わらないことは”定数”。変えられる部分を”変数”と考えればいい。」
助手「なるほどね。」
ワイ「自分が定数を変えようとしていないか?今一度問い直してみるのも良いかもしれませんね。」
助手「振り返りって大事よね。」
ワイ「視点を変えることは発想を変えることと同じなのです。」
助手「なるほどね。私も発想を変えてみようかな。」
ワイ「何を変えてみるんですか?」
助手「毎日アナタの相手するの疲れちゃって。自分が変わるよりアナタをチェンジした方が手っ取り早いし。」
ワイ「え?メインキャラクターなんですけど。」
助手「それは思い込みよ。」