解法を覚えているのに解けない子の共通点

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はじめに

「解き方は覚えたはずなのに、テストになると解けない」

そんな経験はないでしょうか。

実際、私が指導している生徒さんの中にも、

授業中に解法を理解したように見えても、数日後には同じ問題で手が止まってしまうことがあります。

保護者の方からは、

「この前できていたのに、どうしてまた分からなくなるのですか?」

というご相談をいただくこともあります。

しかし、その原因は能力不足ではありません。

実は、

解法を覚えることと、理解することは別物だからです。

解法だけを覚えると応用が利かない


例えば比例や反比例の問題です。

式の求め方を暗記している生徒は少なくありません。

しかし、

* グラフから式を求める
* 文章から式を作る
* 少し問題の形が変わる

と途端に手が止まります。

なぜなら、

「なぜその式になるのか」

を理解していないからです。

手順だけを覚えている状態では、問題が少し変わっただけで対応できなくなってしまいます。

有理化や乗法公式でも同じことが起こる


これは高校数学でもよく見られます。

例えば分母の有理化。
手順を覚えている生徒は多いですが、
なぜその式を掛けるのかを理解していない場合があります。

すると少し複雑な問題になるだけで、
どの式を掛ければよいのか分からなくなります。

乗法公式も同じです。
公式自体は覚えていても、
どの公式を使うべきか判断できないことがあります。

つまり、

計算力の問題ではなく、
公式の意味や特徴が理解できていないのです。

本当に理解している子は説明できる


私は授業で、

「なぜそうなるの?」

と質問することがあります。

すると理解が浅い場合は、
手順は言えても理由が説明できません。

反対に理解できている生徒は、
完璧な言葉でなくても、
自分なりの言葉で説明できます。

実際に成績が伸びる生徒ほど、
答えよりも考え方を説明する力が育っています。

丸暗記が悪いわけではない


ここで誤解してほしくないのは、
丸暗記そのものが悪いわけではないということです。
数学にも覚えるべき内容はあります。

ただし、

覚えた後に

* なぜそうなるのか
* 他の問題でも使えるのか
* 少し形が変わったらどうなるのか

を考えることが大切です。

そこまでできて初めて、
「使える知識」になります。

まとめ


解法を覚えているのに解けない子は、
決して能力が低いわけではありません。

多くの場合、
手順は覚えていても意味が理解できていないだけです。

私は授業で、
解き方だけでなく、

「なぜそうなるのか」

を大切にしています。

理解を伴った知識は忘れにくく、応用問題にも対応できるようになります。

もしお子さまが
「解き方を覚えたのに解けない」
という状態なら、
手順ではなく考え方に目を向けてみることをおすすめします。

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