最近、ネットである胸が熱くなるニュースを見かけました。
東京大学先端科学技術研究センターの教授が、己の姿を景色と同化させて消してしまう「光学迷彩マント」を実現させた、というお話です。
簡単な仕組みとしては、まず、見えなくする対象物の背景にある景色を撮影し、その映像をプロジェクターで投影する。
対象物に再帰性反射材でできたマントを着せれば、投影した景色がそのまま返ってくるため、透けて消えているように見えるとの事。
厳密には光学迷彩はまだモニター越しでなければ見られない。
ただ、将来的には特別な機器を使わなくても実現できる可能性はあるという。
なんて夢のある話ではないでしょうか😁
その教授が研究を始めたきっかけは、子どもの頃に見た『ドラえもん』のひみつ道具への憧れと、学生時代に出会ったSF漫画『攻殻機動隊』に登場する未来の技術「熱光学迷彩」だったといいます。
驚くのは、その漫画の連載が始まったのが「1989年」だということです。
今から30年以上も前、まだインターネットすら一般に普及していなかった時代に、これほど圧倒的な未来の先見性が描かれていたことに、ただただ脱帽してしまいます。
作者の士郎正宗先生は、一体何に書かされていたのだろう、とすら思ってしまいます。
私がさらに感動してしまったのは、その「30年前の空想(アニメの世界)」を本気で信じて、何十年も研究を重ねて本当に形にしてしまった、人間の情熱です🔥
最近は海外のVlogなどを観ていても、世界中の人たちが
「子どもの頃からドラえもんやドラゴンボールを観て育った」と笑顔で語る姿をよく目にします。
私たちの国が誇るアニメ文化は、いまや世界中の人たちの「目」を肥えさせているんですよね。
だからこそ、ネットにあふれるAI生成の同じような画像を見たときに、私たちは本能的に「あ、魂が入っていないな」と違和感を覚えてしまうのかもしれませんね。
きっと研究の途中では、「そんな漫画の世界のことなんて、できるわけがない」と、周囲からマニュアル通りの正論や、冷ややかな言葉を浴びせられた瞬間もあったかもしれません。
それでも、まだ誰も正解を知らない未来に向かって、ジタバタと開拓を続けた人がいたからこそ、日本の技術革新や、新しい未来がこうして創られていくのだなと感じます。
いま、世の中は本当に便利になって、AIが「過去のデータから計算された、最も効率的な正解」を、一瞬で教えてくれるようになりました。
だけど、AIが弾き出すのは、あくまで「誰かがすでに作った過去の正解」の組み合わせです。
30年前の『攻殻機動隊』のように、まだこの世にない突拍子もない空想を描くこと。
そして、その「正解かどうかもわからないもの」に胸を焦がして、自分の手を動かして、泥臭く現実の形に変えていくこと。
それだけは、どれだけ技術が進化しても、AIには絶対に真似できない「人間にしか出せない体温」なのだと思います。
私たちの働く現場でも、つい「過去の前例」や「なんとなく小奇麗にまとまったマニュアル」ばかりに頼って、効率よく正解を処理することばかりに目を奪われがちになります。
でも、本当に現場を動かしたり、次の新しい仕組みを作っていくのは、そんなツルツルとした正しさではなく、「こうだったらいいな」「これをやってみたいな」という、ちょっといびつでも熱い、一人ひとりの人間らしいこだわりなのかもしれません。😌
正解ばかりを求める眼鏡を少しだけ外して、誰かの「突拍子もないひらめき」を面白がれるような、そんな温かい心の余白を、今のギスギスした現場にも残していきたいですね。😏
あなたは今日、自分のなかの「ワクワクする空想(ひらめき)」を、大切にできていますか?
▼ あなたの「違和感」や「こんなのどう思います?」などでも構いません🙆