『Automatic』から28年。いまの10代の娘が、あの歌声に恋をしている。

『Automatic』から28年。いまの10代の娘が、あの歌声に恋をしている。

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先日、わが家の長女が、動画サイトから流れてきたある曲を聴いて「この曲、すごくいい……!最高だね」と呟いていました。

その声の主は、宇多田ヒカルさん。「One Last Kiss」でした🎵

最近、アニメの『チェンソーマン(レゼ編)』を観たり、『不滅のあなたへ』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のテーマソングを通じて、彼女の歌声を自然に耳にしていました。

いま第一線で活躍する米津玄師さんたちとも、ごく自然に肩を並べて、いまの10代の心へ真っ直ぐに音楽を届けている。

その現実に、私はなんだか鳥肌が立つような感動を覚えてしまいました。

思い起こせば、私が学生だった頃。

まだ15歳だった(中学生!)彼女が『Automatic』でセンセーショナルなデビューを果たした時の、あの日本中がひっくり返るような衝撃を、昨日のことのように覚えています。

あれから、もう30年近くが経つんですよね。😌

きっと彼女の輝かしい軌跡の裏には、人知れず諦めてきたものや、立ち止まって活動を休止せざるを得なかった期間、葛藤がたくさんあったはずです。

私たちと同じように、結婚をして、子どもを産んで、育児に追われる「リアルな生活」も経験されています。

普通なら、年齢を重ねて生活のなかに溶け込んでいくと、良くも悪くも「おばさん化」というか、あの頃の尖った輝きは落ち着いたものに変わっていくものです。

もちろん、それ自体もひとつの素敵な生き方だし、私自身、日々お母さんとして泥臭く生きていることに誇りを持っています。

だけど、宇多田ヒカルさんを見ていると、「本当にこの人は、歌うためにこの世に生まれてきたんだな」と思わざるを得ないのです。

どれだけ歳月が流れても、母になっても、彼女の中に眠る「純度の高い魂」は1ミリも擦り減っていない。

だからこそ、私たちがかつて震えたその同じ歌声に、いまの私たちの子供世代が、全く同じように胸を震わせているのかなと感じました😌


そんな彼女の姿を見ていて、ふと思ったんです。

私たちはプロフェッショナルとして現場に立つとき、つい「完璧なマニュアル」や「年齢相応の正論」を鎧のように身にまとって、自分らしさを隠してしまいがちになります。

「もう〇歳だから、これくらいで落ち着かなきゃ」
「管理職だから、生活感を出さずにドライに毅然としていなきゃ」って。

でも、本当に人の心を動かし、時代や世代を超えて繋がれるのは、そんな綺麗に整えられたマシーンのような正しさではないのかもしれません。

どれだけ生活に追われても、どれだけ不器用な失敗を重ねても、自分の根っこにある「これだけは譲れない大切なもの」や「人間らしい体温」を、そっと差し出し続けること。

完璧なマニュアル人間にならなくていい。

(ちょっとポエムっぽい😏)

ちょっと歪でも、自分の役割の中で「自分にしか出せない音」を響かせていれば、それはいつか、思いもよらない誰かの心に届くはずなのかな。

いまの10代の娘の横顔を見ながら、そんな「自分だけの取柄(らしさ)」を、今のギスギスした現場にも、もっと優しく残しておきたいなと思った、秋の雨上がりの昼下がりでした。

あなたは今日、あなただけの「体温(おと)」を、誰かに届けていますか?



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