1.現実はあなたの思考が作っている
少しスピリチュアル的な話になりますが、私はキャリアコンサルティングに携わるようになり、今年で19年目になります。
これまで4.800名以上の方の就職・再就職に関わってきました。
その経験から気づいたこと、そして感じたことがあります。
それは、応募の際、本人が「無理だ」「できない」と考えている場合、適性や能力が有っても不採用になることがある、ということです。
逆に、客観的に見て「ちょっと難しい」と思われる条件でも、本人が「できる」「行けそう」と思えば、採用につながることもあります。
つまり、採用されるかどうかは、応募者自身が決めていることもあるということ。
あなたの思考が態度や行動に表れ、それを採用担当者が評価して採否を判断する。
だから、あなたの思考が採否に大きく影響しているわけです。
2.キャリアセンターでの出来事
よく「壁や限界は本人が作っている」と言われますが、私はそれを体験してきました。
東日本大震災の時に、短大生の就職支援に携わっていました。
ある短期大学のキャリアセンターで1年間勤務し、学生の面談や就職ガイダンス講師、また企業を訪問して求人開拓に努めました。
その短期大学は小規模で、1年生と2年生各75名しかおらず、全員と面談できる状況でした。
また指導教員やゼミの講師とも交流の機会が多かったため、全学生の状況をほぼ把握していました。
同じ企業に、支援していた複数名の学生が応募することがありました。
学生同士は、誰が応募しているかわかりませんが、支援している側は全部わかります。
学生が、履歴書やエントリーシートの添削や、面接練習にキャリアセンターに来るからです。
また学校独自のサイトがあり、各学生はそこへ就職活動の進捗状況を入力しており、それを閲覧することが出来たこともあります。
面談や指導教員、講師の評価も踏まえて、求人に対して「この学生なら大丈夫だろう」とか「この学生は厳しいな」とある程度の判断ができました。
しかし、実際の結果は、指導教員や講師、私の予測とは異なりました。
私達が大丈夫だと判断した学生でも、当人が「自信がありません」「入社してもみんなについていけるか不安です」と心配していた学生は不採用。
反対に、私達が難しいと判断した学生でも当人が「絶対この会社で働くと決めています」「頑張りますので応援してください」と非常に意欲的な場合は採用される。
そんなことが多々ありました。
つまり、私達の評価よりも、当人の意欲が結果に結びついていたわけです。
3.自分の思考や意思が態度や行動に表れる
なぜこのような現象が起こるのか。
私は疑問に思いましたが、一つの仮説が浮かびました。
応募者が自信を持っていたり、非常に意欲的な場合、それに応じた行動や対応をし、逆に無理だと思っていると、それに相応しい態度や行動しか出来ないという仮説です。
言い換えれば、本音や本心が言動に表れてしまうということ。
だから模擬面接が完璧に出来ても、本番の面接では「無理」「自信がない」という思いが表情、態度、話し方、視線等に表れてしまい、それを採用担当者が評価しているわけです。
4.自分の本音や本心はごまかせない
練習を重ねて模擬面接では完璧でも、本番では緊張することもあり、本音や本心が表れてしまう。
つまり、頭で考えていること=内定されたい、ではなく、心で感じていること=自信がない・不安が出てしまうわけです。
だから、現実は自分が作っているのです。
自分の本音や本心に素直になること。
そのためにも、自己分析が非常に重要になります。
「就職活動は自己分析に始まり、自己分析に終わる」 という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。