1. 「自信が無い」は言い訳?
他人から何かを勧められた時、「自信がない」と言って断る人がいます。
経験したことがなければ、勧められた時に「自信がない」と思うのは自然なこと。
しかし、そうやって断ってしまうと、チャンスを逃してしまいます。
なぜなら、あなたが何かを頼まれた理由は、あなたなら出来ると思われたからです。
あなたも誰かに仕事を頼む時やお願い事をする時に、「この人には無理だろうな~」という人には頼まないでしょう。
だから、あなたの頼まれた一番の理由は、あなたなら出来ると相手が信じているからです。
まずは、この事実に気付いてください。
2. 経験が自信になる
自信が無いのは、経験が無いからです。
ということは、自信がある事しかしなければ、自分の枠が広がっていきません。
つまり成長が出来ないということ。
いつも経験がある事だけしていれば、気持ちは安心や安定していますが、これから進化や成長が見込めません。
成長していくためには、あえて自信が無いことをしていく必要があります。
3. 自分を変えたいのに
面白いことに「自分を変えたい」という人ほど、勧められると「自信が無い」と言って断っている気がします。
せっかくのチャンスを見過ごしている。
たとえば、今の仕事を辞めるか続けるか悩んでいる人がいます。
しかも、その状態が、もう2年間も続いている。
何度かカウンセリングをして、ついに「私辞めることにしました」と言って帰っていく。
しかし次回の相談予約が入り、「やっぱり迷っています」と話す。
迷う理由は「自信が無いから」です。
転職して他の会社で働く自信がない。
でも、今の職場に大きな不満がある。
このような状態が、ずっと続いているわけです。
4. 自信がないのではなく、勇気が無い
「自分を変えたい」
「でも自信が無い」
これは自信が無いのではなく、変える勇気が無い。
自分を変える事で「安心」とか「安定」を失う事が怖いわけです。
子供の遊具に【うんてい】があります。
「落ちるのが怖い」といって、両手で鉄棒を握りしめていれば、当然先へ進めません。
同様に、自分を変えたいけど自信が無くて行動出来ないということは、両手でしっかり鉄棒を握りつつ「先へ進めません」と言うようなものです。
だから『自信が無い』のではなく『勇気が無い』ことに気付く必要があります。
そのため「自信がない」という人は、まず「勇気が無い」ことに気付きましょう。
勇気を出すためには、まず小さな一歩から始めてみることです。
例えば、今の仕事に不満があるなら、まずは求人情報を見るとか、転職サイトに登録してみること。
まずは情報収集から始めてみましょう。
このような、小さな一歩を積み重ねていくことで、自信が芽生え大きな変化を起こせるようになります。