第3回 私の中学時代はグループサウンズとともに

第3回 私の中学時代はグループサウンズとともに

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昭和41年から43年までの私の中学時代は、グループサウンズ、いわゆるGSとともにありました。ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ワイルドワンズ、オックス、ヴィレッジ・シンガーズ。新しいグループが雨後の筍のように現れ、テレビや雑誌をにぎわせました。

ブルー・コメッツの「ブルー・シャトウ」、ザ・タイガースの「君だけに愛を」「花の首飾り」、ザ・テンプターズの「神様お願い!」、ザ・ワイルドワンズの「想い出の渚」。曲名を並べるだけで、当時の色や匂いまでよみがえります。長い髪、派手な衣装、エレキギター。スターは、遠くから眺めるだけでなく、同世代の若者が自分たちの手で新しい時代を作っているように見えました。

もっとも、GSの多くは欧米のロックバンドの形を取りながら、日本の歌謡曲らしい美しい旋律と、職業作家による歌詞を歌っていました。洋楽のリズムと日本人の情感が混ざり合ったところに、あの独特の魅力があります。純粋なロックだったか、歌謡曲だったかという区別より、その境目で生まれたからこそ多くの人を夢中にしたのでしょう。

GSの人気は昭和42年から43年頃に頂点へ達しました。一方で、若者の熱狂を警戒する声も強まり、長髪や音楽を不良と結びつける風潮もありました。今振り返ると、そこには親の世代と戦後生まれの世代の価値観の衝突が見えます。私たちは歌を聴きながら、自分たちにも大人とは違う文化があるのだと、無意識に感じていたのかもしれません。

わずか数年のブームでしたが、私には長く濃い時間でした。中学生の多感な三年間とGSの盛衰がぴたりと重なっているからです。歌を耳にすると、当時の友人、教室、帰り道まで一緒に戻ってきます。これこそ、流行歌が個人の歴史になる瞬間なのでしょう。

読者の皆様へ 皆様が一番好きだったGSは、どのグループでしょうか。


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