10年以上前、毎日不安で眠れない日々を過ごしていました。仕事に追われ、生活に追われ、ただひたすらに前だけを見つめているつもりでしたが、なかなか熟睡することが出来ない日々が続きました。
精神が安定するヒーリング音楽を流したり、アロマを焚いてみたり色々してみましたがぐっすり眠れることはありませんでした。
酷い時は、風邪もひいていないのに風邪薬を飲んだりして睡眠効果を得ようとしていました。
そうまでしないと一日中、怠く辛く頭が靄の中にいるようでした。
試行錯誤の末、クラッシクを聴いていると眠れるようになりました。その中でたどり着いたのが、フジコヘミングさんの、ラ、カンパネラでした。
フジコさんのカンパネラを聴いていると心が落ち着きいつの間にか眠っていることが多くなり、カンパネラだけを何度も何度も聴いていました。
私がクラッシクをよく知らないのが良かったのかもしれません。
(聞いたことある気がする)くらいだったので、先入観がありませんでしたから、、、
ある日、他のプロのラ、カンパネラを聴いた時の衝撃を忘れられません。
全く別物でした。次から次へとラ、カンパネラだけを聴き比べていきました。
でも、私が他のカンパネラで眠れることはありませんでした。
フジコさんは大変苦労され聴覚に障害をもっておられます。
外国で貧しい生活をしながら猫を中心に動物を愛され、食べるものがない時も猫たちに食事を与えました。
貧しく辛い時も夢をあきらめずに、障害にも負けずにピアノを弾き続け、60を過ぎたときに、(奇跡のカンパネラ)を異例の大ヒットをとばし有名になられました。
人は波動の塊であると言われます。エネルギー体であるとも言われます。自分の想念が全てにおいて伝わるのだと考えさせられます。
フジコさんの壮絶な辛さ、悲しみを乗り越えて、尚、愛を持ち続けることを忘れなかった彼女の波動がピアノに投影されているのだと思います。
あの時の私を癒してくれたフジコさんが私は大好きです。
フジコさんは絵もとてもお上手ですし、リサイタルの髪飾りなんかもご自分で作られます。動物を殺したくないから肉食もされません。
そんな彼女は、80を過ぎても未だ人気は衰えることがありません。
その人の持つ波動やエネルギーが人を惹きつけ癒していくことも出来るのだと、本当に感じさせる出会いでした。