「昼の魔球」

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【場所取り】





8歳の時
給食の時間が終わると
毎日校庭でドッチボールをしてた。

ドッチボールは
学校の生徒全員がやってて
クラスごとに
校庭の場所を取り合ってた。

いつも給食を早く食べ終わる子が
急いで校庭に行き足で線を引き
ドッチボールのコートを作る。
ε-(・д・`;)フゥ…

校庭のスペースには
限りがあって
いつも早い者勝ちで場所を取る。
ヾ(*´∀`*)ノ

もし場所を取れずに
ドッチボールが出来ない場合は
他のコートでやってる場所に行き
入れてもらってた。

校庭で取れるドッチボール場は
せいぜい10個が限界で
場所を取れるのが
いつも上級生だった。

なので俺も
だいたい上級生の場所に行き
ドッチボールに入れてもらった。


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【キャッチ】





ドッチボールで俺は
ボールを避けるのが得意で
最後までボールを避けてた。

そして
こぼれ球が来た時だけ拾い
外野に投げる事をしてた。

そんな事をしてたら上級生に
ボールを取れない奴と認識され
ボールを取る練習をする事になる。
|ω・`)ショボーン

そのボールの取り方は
両手でお腹で抱える様に
投げられたボールを取る方法。

この取り方は
ドッチボール特有の取り方らしく
基本動作だと言ってた。
( *゚ェ゚))フムフム

そして俺は
この日ドッチボールが出来ず
ずっと上級生2人と一緒に
ボールを取る練習をしてた。

しかし俺は
投げられて迫ってくるボールが
とても怖くて避けていたから
ボールを取る事が怖くてできない。


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【成果】





しかし
ボールを取る練習をしてたら
だんだんコツをつかんできて
何とか取れるようになってきた。

翌日
昼休みに上級生のコートに行き
ドッチボールに入れてもらった。

そして
ドッチボールのプレイ中俺は
やっぱボールが怖くて取れずに
避けまくっていた。

すると外野から上級生が
「練習の成果を見せろ!」
そう怒鳴ってきた。
ヽ(#`д´#)ノ

その声を聞いた俺は
勇気を振り絞って避けずに
ボールを取ることにした!

そして俺は
迫ってくるボールに対し
両手でボールを抱え込む様に
取ってみた!

するとそのボールは
両手の中に入らず
顔面に直撃してしまった。
(>_<)イタイ


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【格の違い】





すると外野から
「顔面セーフ!」と声がして
ボールを1回で取れなかったけど
結果ボールが転がって取れた。

この時俺は
顔面にボールが直撃した事で
飛んでくるボールが怖くなくなり
積極的に取りに行った。

しかし
世の中そんなに甘くなく
上級生のスピードボールは
とても取れなかった。

上級生のボールが飛んでいく
軌道を見てみたら
凄く早くてボールが浮き上がる。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

俺は
そんなボール取ったら
体が吹っ飛ぶ気がして
やっぱ避ける事にした。

でも
同級生のボールなら
あまり早くないので
取る事が簡単に出来た。

その後俺は
上級生が少ないコートを選んで
ドッチボールをする事に決めた。


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【モテモテ計画】





ある日体育の授業で
ドッチボールをする事になり
昼休みにやる時のコートより
遥かに大きなコートを作った。

このドッチボールは
いつもドッチボールをやらない
女子も交じってする事になり
カッコ良い所を見せたかった。

そこで俺は
コートに最後まで残り
1人なった所でボールを取って
多数の相手と勝負しようと思った。

そうすれば
女子達から歓声が上がり
まさにモテモテ状態でヒーローだ。
(*´-∀-)フフフッ

そして我々は
じゃんけんをして負けた方と
勝った方の2組に分かれて
対戦する事になった。

この時俺は
負けたから負けチームになり
そこから更にじゃんけんをして
外野と内野を決めた。

しかしここでも俺は
負けてしまって外野になり
俺のモテモテ計画が破綻してしまい
じゃんけんの練習も必要だと悟った。
(;д;)グスン

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