最近めっちゃ暑いですよね。
暑すぎて室内から出たくない気持ちだったので、ネットフリックスで話題のアニメを一気見してしまいました。
話題といっても公開されたのは2022年、もう2年前なんですけども!
たまたまYoutubeで切り抜き動画が上がっており、それにつられて本編まで見てしまいました。
よかった…非常によかった…。
軽くネタバレがあるので一応注意です!
物語の舞台は2077年のアメリカ、「ナイトシティ」。
核戦争後に再建された近未来都市で、科学技術自体は現代よりはるかに進んでいるものの、貧富の差が極端であり犯罪発生率は非常に高い。
警察などの治安維持部隊は存在するものの支配力は低く、そこらじゅうで抗争が起きているのが日常。
この世界では体の一部を機械化する「サイバーウェア化」が一般的であり、簡単に言えばみんなサイボーグ。
服を着替えるくらいの感覚で体を機械に置き換えています。
サイボーグ化が進んでいる一方で経済格差から貧富の差が大きく、街自体は荒廃した雰囲気…そんなサイバーパンクな世界観。
主人公はアラサカ・アカデミーという学校に通う17歳の少年、デイヴィッド・マルティネス。
父親を早くに亡くし、母親が一人で生計を立てています。
アカデミーの学費は非常に高額で、いわゆるお坊ちゃんしか入れないようなエリート学校。
母親がこの学校にデイヴィッドを通わせるのは、「いつか地位と名誉を得て、この荒廃した街で高みに上り詰めてほしいから」。
デイヴィッド自身がそれを望んでいるのではなく、あくまで母親の願いに応えようとしているのがポイント。
そんなデイヴィッドはとある事故をきっかけに、街の傭兵として危険な仕事を請け負うアウトローの世界へと踏み込んでいく…という物語。
この作品、とにかく人の命が軽い。
「マリオがクリボーにちょっとでも触れたら死ぬ」くらいの感覚でバンバン人が死んでいく。
敵対する組織の人物も死んでいくし、味方もあっさり死んでいく。
そしてそれが当たり前なのが、このサイバーパンクの世界。
主人公たちの周りが危険なのではなく、いつもどこかでドンパチやっているのが当たり前の世界で、今回はたまたまデイヴィッドの視点で物語が進んでいるというだけ。
そんななかでデイヴィッドは2人の女性と出会うことに。
一人目は「ルーシー」。
主人公が傭兵の世界に足を踏み入れるきっかけとなった女性で、夢は「いつか月へ行くこと」。
デイヴィッドは彼女との関係を築いていくなかで、「ルーシーの夢を叶えるのが自分の夢」と考えるように。
母親から「この街で地位と名誉を得てトップに上り詰めてほしい」という夢を託されて動いていたように、今度はルーシーの夢のために動くようになっていきます。
二人目の女性は「レベッカ」。
青白い肌に薄緑の髪、赤い瞳と個性的な出で立ちですが、体をファッション感覚で機械化できるこの世界ではこの見た目も珍しくありません。
短気で粗暴な性格だけど、仲間は大切にする「いいやつ」。
デイヴィッドに恋心を抱いているのですが、それを押し付けることはせず、彼の前では明るく振る舞う描写が見られます。
物語の後半でデイヴィッドは自ら進んで危険な状況に足を踏み入れようとしますが、そんな彼の心境を理解し、最後まで彼に寄り添うことに。
献身的で健気な姿勢は視聴者の胸を打ち、今作では一番人気のキャラと言えます。私も一番好きです。
母親はデイヴィッドのために身を粉にして働き、そんなデイヴィッドはルーシーの夢を叶えようと命を懸ける。
そのデイヴィッドに最後まで寄り添おうとするレベッカ。
それぞれの想いがすれ違いながら、人の命が儚く消えていく世界で、それでも懸命に走り抜けようとする。
ええやん…。
そんな物語に荒廃した世界観と幻想的な音楽が合わさり、なんとも言えない気持ちになります。
ええやん…(2回目)。
良くも悪くも、見終わってからも数日くらいはこの作品のことを引きずりそう。
そんな内容でした。
OPとEDを除けば各話20分くらい×10話。
ちょっと長編の映画くらいの尺なので、見てみるのもいいのではないでしょうか。
視聴後は、あなたもきっと月を見上げたくなるはず!