チェーン店vs一流シェフに思うこと

チェーン店vs一流シェフに思うこと

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コラム
テレビの企画で、「チェーン店が自社の食品を一流シェフ達に食べてもらい、審査してもらう」みたいなのやってますよね。

コンビニスイーツやファミレス、回転寿司なんかのチェーン店がシェフに挑戦するという構図ですが、私は決してチェーン店がシェフに劣っているとは思っていません。


チェーン店とはすなわち、量産化の極致です。

・新人バイトだろうが、長年務めた正社員だろうが、誰が作っても同じ味
・全国どこでも食べられる
・一般庶民が買い求めやすい値段

つまり、「だれでも・どこでも・安価で」を徹底的に追求しています。

それに対し、一流シェフのお店の食事は真逆。

・作れる人が限られている
・どこか特定の地域・店に行かなければ食べられない
・比較的高額になりがち

量産化に対し、とことんまで一点集中を突き詰めたのがシェフの料理です。

つまり努力する方向が違うだけで、どちらも立派な企業努力と言えます。
なんとなくシェフのほうがすごいと思われがちですが、どちらも対等というのが私の見方。

チェーン店はシェフの味に敵わないかもしれませんが、シェフも自分の料理を量産化できませんからネ。

つまりチェーン店は、最初から不利を承知で相手の土俵で勝負していることになります。
それでも「シェフに『うまい!』と言わせてやる」という気概、私は好きです。


だからこそ審査する側は、相手の事情を理解した上で行わなければなりません。
単純にうまい・不味いという評価ではダメ。

限られた予算、誰でも&どこでも生産できる製法という条件を理解した上で批評する必要があります。
審査する側もかなり気を使うと思う。

その前提を忘れ、

「もっと手間暇かけないと」
「もっと良い素材使ったら?」

などと言っちゃうと、炎上しちゃうのはあたり前田のクラッカー。
実際のCMを見たことはないです。


批評するときは、相手の立場や事情を理解した上で。
私も自分の物差しだけで相手を計らないよう、気をつけたいなと思うのでした。
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