「もし10億円持っていたら、今日どう過ごしますか?」
みなさん、ちょっと想像してみてください。
もし今、銀行口座に10億円あったとしたら、今日をどんなふうに過ごしますか?
ただし、その10億円は20年満期の定期預金に入っていて、今は引き出せないとします。
つまり、今日使えるお金が急に増えるわけではありません。
でも、
「自分には10億円ある」
という安心感だけはある。
そうしたら、今日の過ごし方って、少し変わると思いませんか?
僕は、この考え方を知って、すごく面白いなと思ったんです。
10億円と聞くと、
「海外旅行に行きたい」
「大きな家に住みたい」
「高級車を買いたい」
そんなことを想像するかもしれません。
もちろん、それもいいと思います。
でも僕がもっと興味を持ったのは、
「10億円持っている僕なら、今日をどう過ごすんだろう?」
ということでした。
考えてみると、意外とお金がかからないんですよね。
朝、もう少しゆっくりする。
好きな飲み物を飲む。
天気がいいから散歩する。
疲れていたら昼寝する。
好きな本を読む。
大切な人とゆっくり話す。
はぷりと一緒にのんびりする。
湯船につかって身体を緩める。
「今日はもう頑張らなくていい」と、自分に言ってあげる。
10億円なくても、できることがたくさんあります。
僕自身も、お金について考えるとき、
「もっと稼がなきゃ」
「収入を作らなきゃ」
「これにお金を使って大丈夫かな」
と、未来のことを考えて不安になることがあります。
そして不安が強くなると、
「少しでも節約しなきゃ」
「何かお金になることをしなきゃ」
と、今の自分を追い立ててしまう。
でも、そこで一度、
「10億円持っている僕だったら、今これをするかな?」
と考えてみる。
すると、答えが変わることがあります。
10億円持っていたら、100円安くするために心をすり減らすだろうか。
数十円のポイントのために、たくさんの時間を使うだろうか。
身体が疲れているのに、「何かしなきゃ」と無理をするだろうか。
本当はやりたくないことを、お金だけを理由にずっと続けるだろうか。
そう考えると、
「これは、本当に今の僕に必要なのかな?」
と立ち止まれるんです。
もちろん、現実のお金を無視しようという話ではありません。
10億円持っているつもりで毎日豪遊していたら、本当にお金がなくなります(笑)。
僕が取り入れたいのは、そこではありません。
10億円持っている人の「安心感」だけを、今の生活に少し取り入れてみる。
ということなんです。
そして、もう一つおすすめしたい質問があります。
それが、
「10億円持っていたら、何をやめますか?」
です。
これ、かなり大事だと思います。
嫌われないためだけに参加している集まり。
断ったら悪いと思って引き受けていること。
疲れているのに続けている作業。
本当は必要ないのに「やらなきゃ」と思っていること。
人と比べるために見続けているSNS。
10億円持っていても、それをやるでしょうか?
もし、
「たぶんやらないな」
と思ったなら、その全部を今日やめなくてもいいので、
10%だけ減らせないかな?
と考えてみてほしいんです。
反対に、
10億円あったらやりたいことも、全部を叶える必要はありません。
「旅行したい」なら、今日は近所を知らない道まで散歩してみる。
「のんびりホテルで過ごしたい」なら、家でスマホを置いてコーヒーをゆっくり飲んでみる。
「好きなことだけして暮らしたい」なら、今日は30分だけ好きなことをする。
「もっと自由に生きたい」なら、今日は一つだけ「やらなきゃ」をやめてみる。
10億円あったら叶えたいことの、1%だけを今日叶えてみる。
それなら、できることがあると思うんです。
僕たちは、
「もっとお金ができたら幸せになれる」
「もっと稼げるようになったら安心できる」
「いつか余裕ができたら好きなことをしよう」
と、幸せを未来に置いてしまうことがあります。
でも、その「いつか」を待っている間にも、今日という一日は過ぎていきます。
稼ぐことも大切。
貯めることも大切。
将来に備えることも大切。
でも、
未来を豊かにするために、今日の豊かさを全部差し出さなくてもいい。
僕はそう思っています。
みなさん、今日一度だけ、自分に聞いてみてください。
「もし僕が10億円持っていたら、今日どう過ごしたい?」
そして答えが出てきたら、もう一つ。
「その中で、お金をかけずに今日できることは何だろう?」
昼寝かもしれない。
散歩かもしれない。
好きなものを食べることかもしれない。
誰かに連絡することかもしれない。
何もしないことかもしれない。
実は豊かさって、
「たくさん持っていること」だけではなく、
「自分が本当に大切にしたいものを、大切にできていること」
なのかもしれません。
10億円がなくても、
10億円持っている自分なら選ぶであろう一日を、1%だけ先に生きてみる。
そんな日があっても、いいんじゃないでしょうか。