金に関する基礎知識

金に関する基礎知識

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マネー・副業
金価格の変動に大きくかかわってくるいろいろな要素とそれらの金価格との相関などについて簡潔にまとめました。
殆どの記事がそうなので改めて言うようなことではないですが、この記事に書いてあるほとんどの情報はインターネットに書いてあるようなことなのでそれを加味したうえでご覧ください。(一部考察を除く)


そもそも金とはなにか?
「金」とは物です。金はその希少性や美しさ、不変性から、それ自体に物的価値を認められています。これが、債券などほかの投機商品との大きな違いです。
もし明日アメリカが地図から消えたら、米ドルはただの紙切れになります。しかし、金はそれ自体に大きな物的価値があり、ほかの何物にもその価値を頼っていません。そのため、アメリカがなくなろうと、日本が海に沈もうと、価値がなくなったりしません。
これが、金という商品の大きな特徴といえるでしょう。
金とは最強の物的価値を有する「物の代表」なのです。
金の価格が変動する大きな理由
①需要と供給
②物価の変動 インフレの懸念
③世界情勢が不安定になる
④金利変動
⑤中央銀行
⑥中国・インド経済
⑦アメリカ経済



 上から順に簡単に説明していきます。
①需要と供給
金は物であるので、生産と需要は価格を決める大きな要因となります。
生産量が減ったり需要が増えたりすると金の価格は上がり、生産量が増えたり需要が減ったりすると金の価格は下がります。
②物価上昇・インフレ懸念
インフレが起こると、物の価値が高まり、通貨の価値が低くなりますよね。上のほうでも書きました通り、金とは「物の代表」なのでインフレ時には当然価格が上がります。
逆に、デフレになったりインフレが鎮静化してきたときは価格が下がります。
③世界情勢
世界情勢が悪くなり、世の中に不安が満ちてくると、金にお金が集まってきます。
これは、株式や債券、通貨などの一般的な金融商品に付きまとう「発行体がつぶれて、債券などがただの紙切れになってしまうリスク」が金には存在しないからです。資金の安全な逃避先としての需要が高まるというわけです。
需要が高まったので、当然価格は上がります。
戦争、事変、自然災害など、有事の際には金価格は大きく変動します。
世の中が不安定になるほど価格が上がる、なんとも不謹慎な商品ですね。
逆に世の中が安定してくると、金の価格は下がります。
④金利変動
金の唯一の弱点は「モノであるがゆえに、金利がつかない」ことです。
そのため、世の中の金利が上がった時、金利がつかない金はほかの金融商品と比べて魅力的に映りにくくなります。よって価格が下がるわけです。
反対に、金利が下がると金の価格は上がりやすくなります。
このように、基本的に平時では金価格と金利は逆相関になります。
⑤中央銀行
中央銀行などの公的機関は金を大量に保有しています。
各国の中央銀行が金を買い集めれば、それだけ金の価格は下支えされることになります。
⑥中国・インド経済
中国とインドの金需要はとてつもなく大きく、この二国で金の総需要の半分を占めているといっても過言ではありません。そのため、金の価格はこの二国の動向に大きな影響を受けます。
特にインドでは、宝飾品としての需要が非常に高く、中国と違い国内の生産がありません。そのため、この需要を満たすためには大量の金を輸入する必要があり、金価格に大きな影響を及ぼす要因となっています。
中国・インドの経済状況が良好だと金価格にとってポジティブです。
逆に、二国の経済状況が低迷気味だと金価格にとってネガティブになります。順相関の関係です。
午前中(日本時間)に金価格に大きな変動がある場合は中国やインドの影響が大きいと考えられます。
⑦アメリカ経済
中国・インドとは対照的に、アメリカの経済が低迷すると金価格にとってはプラスで、良好だとマイナスとなります。逆相関の関係です。
これは、好景気の時の金は投資家にとってあまりうまみのある商品ではなくなるので、彼らが金を売りほかの投資対象に資金をまわすためです。
反対にアメリカ経済が不調なときは、米ドルに対する信頼性が低下し、資産が金に集まりやすくなります。
価格変動相関図
※需要の上昇低下・インフレ懸念の上昇低下というような順で見てください
 要素の横に書いてあるのは金価格の上昇、低下という意味ではありません
また、上でまとめるほどではないと思って書かなかったんですが、もう一つ独立した要因として、原油価格の高騰や下落があげられます。
インドと同じように、中東(サウジアラビアやUAE)の国々も金嗜好が強いです。彼らの資金源はオイルマネーですので、原油価格が上がると収入が増え、金の需要も高まるというわけですね。
よって原油価格の上昇は金価格にとってポジティブな要因の一つ
原油価格の低下は金価格にとってネガティブな要因の一つとなります。

金価格の大きな変動についての具体例
例でいうとFOMCがあります。
この時のパウエル議長の発言によって金価格が下落しました。
その時の記事 
FRBは14日、政策金利を市場予想通り、0,5引き上げた。
金相場は一時0.8%下落した。

これは、④の具体例となります。FRBの金利引き上げと、長時間高水準の金利になるというパウエル議長の発言が、物であり金利のつかない金にとっては弱材料になり、その結果市場が反応し金価格の下落が起こったというわけですね。
無論トレードとして利益が出るかは別問題ですが、上記のようなことを予測して動くのにマイナスはないと思います。

想定されること
また、海底には大量に金資源が眠っているといわれています。
現時点で課題としてあげられている水圧への対策など技術的に足りない部分があり、得られる金の利益よりも採掘コストが上回っているため海底の資源についてはノータッチになっているそうです。現在、経済的に金の採掘量と採掘コストのバランスが取れているため、金の希少性や需要と生産量のバランスが崩れることなく、金価格は保たれています。
しかし、このペースでいくとあと10数年で枯渇してしまいます。もし技術の進歩により海底の金を少ないコストで採掘できるようになったり、海水に溶け込んでいる金を抽出できるようになる可能性が高まってきたらどうなるでしょうか。より多くの金が供給される可能性が示唆され、金価格が下がることが予想されますよね。
実際にこのようなことが起これば①の具体例になります。

先物としての金
ニューヨーク・マーカンタイル取引所ではほかの取引所と同じく金、銀の流動性が極めて高く指標性も高いです。
企業の四半期決済の関係性から3.6.9.12月のうち今の時点から最も近い限月が活発に取引される傾向にあります。
先物という商品の性質上、決められた期間内でしかポジションを持てないため納会日が近づくと次の限月へのポジションに乗り換える(ロールオーバー)による動きが起きる可能性があります。


限月げんげつ
限月とは、先物取引やオプション取引において、先物の期限が満了する月のこと。
納会日のうかいび
商品先物取引における現物先物取引の各限月の取引最終日のこと。
ロールオーバー(Rollover)
ロールオーバーとは「乗り換え」を意味し、先物取引などで保有しているポジションを取引最終日までにいったん決済し、次の期限(次限月)以降のポジションに乗り換えることを指します。

金の市場で一般参加者が勝てている理由(考察)
2008年からの投資規制(ドッド・フランク法)やHFT(高頻度取引)への規制などの成立によって機関投資家の動きが制限されているため一般投資家(テクニカルを意識する層)などが相場に対する影響力を一程度以上保てている可能性があると私は考えています。
上記のことからファンダメンタルズのような大口(鉱山会社など)が動く理由が提供されたときは、大口同士の殴り合い(鉱山会社のヘッジなど)が発生してテクニカルなど個人投資家が指標にしているものが効きにくくなり勝ちにくいと感じる人がいるのだと思います。
実際にツイッターにいる人にスキャのようなプライスアクションや線のようなテクニカルを重視するようなトレードで勝っているトレーダーが一定数いるのが何よりの証拠だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
少しでもあなたのトレードの役に立つことを祈っております。
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