出張先のホテルで、お風呂に入ろうと思った。
慣れない土地に行き、人と会って少し疲れていた。
せっかくだから観光もしたかったのだが、体調もすぐれなくて、なんだかひどく身体が重かった。
ゆっくり湯船に浸かろうと、スーツケースの中の入浴剤セットを探したら、どうやら忘れてきたらしい。
そんな時、手作りして持ち歩いている化粧水の存在を思い出した。
うちの裏庭にたくさん生えているドクダミを、1年以上焼酎に漬け込んだものだ。
ドクダミといえば独特の匂いで有名だが、不思議なことに1年も漬けると臭みはほとんどなくなる。
はじめは無色透明だった液体も、時間の経過とともに茶色く変化していく。
「焼酎風呂」というものがあるくらいだから、これも入浴剤代わりになるかもしれない。
そう思い、試しにお風呂へ少し入れてみた。
すると、思いのほか気持ちが良い。
お風呂から上がってクールダウンする頃には、先ほどの身体の重さがスッと消えていた。
憑き物が落ちたような感覚、と言ったら大げさだろうか。
もちろん気のせいかもしれないし、
疲れていたから、ただ温まっただけかもしれない。
気になって調べてみると、ドクダミに「浄化」や「邪気払い」といったスピリチュアルな意味づけをしている記事を多く見かけた。
名前に「毒」の字が入っているくらいだから、昔の人もどこかで「不要なものを外へ出す植物」という感覚を持っていたのかもしれない。
波動を上げたり、ネガティブなエネルギーを抜いたり、浄化してくれる…、
そうした話がどこまで本当なのかはわからない。
でも、少なくとも私は少し元気になった。
私にとってはそれだけで十分だ。
時々、気のせいだけでは片づけたくないことに出会う。
ドクダミ風呂も、そのひとつなのかもしれない。
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最後まで読んでくださりありがとうございました。
あなたの幸せを願って…
Aja☆彡