見知らぬ番号からの電話は、売り込み電話か?

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携帯電話の同じ番号を20年以上、使用しています。
すると、妙な時間に登録していない番号から電話がかかってくることがあります。仕事柄、登録していなかった顧客の可能性もあるので、まずは電話には応じます。

しかし、妙な時間、特に21時以降の場合は基本的にロクな電話ではありません。応対と同時に以上に軽い声でカタカナの会社名を言われることがあります。その場で電話を切るという選択肢もあるのですが、またかかってくる可能性もあるので、その日の気分にもよりますが話を聞くこともあります。

今までマトモだった電話は少ないです。
十中八九は、売り込み電話です。
こちらが話をする前に、一方的にしゃべる出す者が多いように感じます。
共通した言葉があります。
「税金が返ってきます」です。
内容はわかっているのですが、あえて聞くこともあります。
何の税金が、いくらかえって来るのですか、と。
こういうと、待ってましたとばかりに話始めます。
今、払っている税金が・・・です。
どうして返ってくるの?というものなら、マイナスがでるから・・・と言われます。なぜマイナスに?というと、マンションを買って減価償却・・・と言い出します。なぜ購入して損になるの?というと、購入して賃貸にし、ローン等を支払うとマイナスになるから・・・、と言います。

新築なのか?と聞くと、たまに新築の場合もありますが、基本的に中古マンションです。お決まりの1ルームです。
購入して賃貸にし、家賃収入とローンの返済額から〇〇円のマイナスになります、と自信たっぷりに言われます。

マンションの返済を少しの「手出し」で良いのです、すごいでしょ、と言われます。このあたりから、正気の沙汰とは思えません。

この電話をかけてきた人は、20年前の情報を基にかけてきています。
そのため、私が当時と同じ会社員で、勤続20年の安定した収入がある、という前提で売り込みをかけてきます。
もし、今のように不動産業を本業として行っていなかったら、騙されていた可能性もあります。世間知らずが完全にカモにされます。

そこで、ここからは反撃します。
まず言うことは「実質利回りは何%なの?」です。
すると、この手の連中は確実に即答できません。
モゴモゴし始めます。
7%くらいかな?といい加減なことを言う者もいます。
すかさず、実質で7%なのか?と問い直します。
いや、実質だと2%、もっと低いかも・・・と変わります。
嘘言うな、マイナスだろ。論外だ、とたたみかけます。
実質で15%以上ないと、誰が買うか、と伝えます。
そんな物件あるわけない、とすぐに反論してきます。
あなたには無くても、私にはある、だから本業として行っている、と
伝える黙ります。ここで名簿の会社員ではないことに、ようやく気付きます。
名簿屋という悪党がいます。
その名簿屋から買う連中、これも悪党です。

黙り込むことが多いので、質問してみます。
なぜ、あなたが買わないのか?と。
本当に良いものなら、他人に言わずに自分が買えばいいじゃないか、と伝えます。回答はありません。

ここから、その日の気分によって変わります。
頭にきていれば、本質を突いてやります。
その物件、購入は住宅ローンではないのか、金利は、諸費用は、
固定資産税は、修繕費用は、積立金は、賃料は変わらないのか、本当の
所有者は誰だ、あなた達は「中抜き屋」ではないのか、等を言います。
2,500万円くらいで売り込んでくることがあります。
その場合、実際は1,500万円程度なのに、1,000万円上乗せして、誤った中間省略を使う気ではないのか、と連続で言います。

中間省略は、第三者のための契約として正しく行う場合は適法です。
しかし、この手の輩は違います。
ただの中抜き屋にすぎません。
売り逃げ、を専業としているような連中です。
カタカナで免許番号が(1)の場合がほとんどです。
いつでも会社をたたんで逃げる気満々です。
雨後の竹の子のように次々とカタカナ会社を作ってきます。
免許番号で判断することが必要です。
ときどき、より悪質な輩もいます。
M&A等で免許番号が大きな会社を買い取っている場合です。
長く営業しているように見せかけていることもあります。
悪党は知恵だけはあります。
慎重に見極めないといけません。

先ほどまでのように、売り込んだ素人レベルの者がたどり着けない内容で論破していくと、最後まで話をせずに相手側から電話を切られます。
そして共通するのが、かけてきた番号にかけ直しても、絶対につながらない点です。これで悪党確定です。

着信拒否でよいのですが、この手の連中は異常な数の端末を保有しています。
着信拒否もよいのですが、二度とかけたくないように仕向けるほうが良いこともあります。
売り込み電話に良いものはない、これは多くの人にとって大切なことと思います。













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