―経営コンサルの視点から見た、生活防衛のヒント―
はじめに
食費も光熱費も、どんどん上がる。
毎日のように目にする「値上げ」の二文字。
給料は据え置きなのに、支出だけが増えていく…。
これは、現代の多くの日本人が直面している「静かな生活危機」です。
経営コンサルタントとして、企業の数字を扱ってきた私ですが、実は「家計」も、立派な“経営”です。
会社が黒字を目指すように、家庭も赤字にならない工夫が求められています。
そこで今回は、個人として現実的に取り組める「生活防衛の3つの方法」をご紹介します。
① 「固定費」を経営の視点で見直す
まず手をつけるべきは、「固定費」。
たとえば次のような項目です。
スマホの料金(格安プランや家族割への切替)
サブスクの整理(本当に使っているか?)
保険料(不要な重複がないか)
車の維持費(リースやシェアの方が安くなることも)
経営の現場では、赤字のときにまず削るのが固定費。
変動費(食費や交際費)よりも効果が大きく、長期的に効いてきます。
② 「稼ぐ力」を小さく持つ
副業ブームとは言われますが、実際にやる人は少数です。
でも「週1回だけライティング」「メルカリで不用品販売」など、自分ができる範囲で“稼ぐ力”を育てておくことは重要です。
会社に頼らず、月5,000円でも自分で稼げる感覚があれば、精神的な余裕がまったく違います。
経営で言えば、「売上チャネルの多角化」。
個人でも、リスクを分散する意識が、これからの時代には欠かせません。
③ 「学び」への投資は惜しまない
一見支出に見える「学び」ですが、これは将来の収入を高める投資です。
特におすすめなのが…
家計簿や資産管理に関する知識
副業や転職に役立つスキル(Canva、ChatGPT、Excelなど)
マネジメントやコミュニケーション能力
私は多くの企業で、社員教育や研修を行っていますが、「数字を読める人」はどこに行っても評価されます。
まずは“学びを止めない”こと。
厳しい時代を生き抜くために、唯一裏切らないのは「知識とスキル」です。
おわりに
物価高という波に対して、企業だけでなく個人の“戦略”が必要な時代に来ています。
ただ節約するだけではなく、「戦略的に見直す」「自分で稼ぐ」「学び続ける」――
これらは、決して難しいことではありません。
できることから始めれば、未来は少しずつ変わっていきます。
“守りながら、育てる”生活の設計を、一緒に考えていきましょう。