アポが取れない営業文、直すのは3行だけ

アポが取れない営業文、直すのは3行だけ

記事
ビジネス・マーケティング
【100通送って返信ゼロ、の原因はだいたい同じ】

はじめまして。現役経営者のyamacと申します。大手メーカーで法人営業を14年、独立後は幅広い業種の営業を支援してきました。

その中で、フォーム営業やメール営業の文面を数えきれないほど添削してきましたが、返信が来ない営業文の原因は、実はほとんど同じ場所に集中しています。

全文を書き直す必要はありません。直すのは3行だけです。書き出しの1行、提案の1行、締めの1行。この記事では、その3行をビフォーアフターの例文つきで示します。

【1行目:自分の紹介から始めない】

返信が来ない営業文は、ほぼ例外なく自己紹介から始まります。

ビフォー
「突然のご連絡失礼いたします。株式会社〇〇の△△と申します。弊社は創業10年、××の分野で多数の実績がございます」

受け取った側の視点で読むと、この3文の中に「自分に関係のある情報」が一つもありません。忙しい担当者は、ここで読むのをやめます。

アフター
「貴社の採用ページを拝見し、〇〇エリアで営業職を増員されると知りご連絡しました。新人営業の立ち上がりを早める仕組みのご提案です」

直し方はシンプルで、「相手を調べた痕跡」と「相手にとっての意味」を1行目に持ってくることです。私が大手企業の新規開拓に取り組んでいたときも、最初の1行は相手のことしか書きませんでした。自己紹介は、そのあとで十分間に合います。

【2行目:商品の特徴ではなく、相手の変化を書く】

2つ目の直しどころは、提案内容を説明している行です。

ビフォー
「弊社サービスは、AIを活用した高精度な分析機能と、使いやすい管理画面が特長です」

これは「特徴」の説明です。特徴とは、売り手側から見た商品の性質のことです。読み手が知りたいのは特徴ではなく、「それで自分の何が変わるのか」です。

アフター
「営業担当者が毎週リスト作成に使っている時間を、商談の準備に振り向けられるようになります」

機能の話を、相手の時間・売上・手間がどう変わるかの話に置き換える。これだけで文の重心が売り手から読み手に移ります。

【3行目:「ご検討ください」で終わらせない】

最後は締めの1行です。

ビフォー
「ご興味がございましたら、ぜひご検討いただけますと幸いです」

「検討」は行動ではないので、読み手は何をすればいいのか分かりません。行動の指定がない文面は、そのまま忘れられます。

アフター
「来週前後で、15分ほどオンラインでお話しできる日はありますでしょうか。難しければ、資料だけお送りすることも可能です」

ポイントは2つです。行動を1つに絞ること。そして、そのハードルを下げること。「60分の商談」より「15分の情報交換」、それも難しい相手には「資料送付」という逃げ道を用意しておくと、返信そのものの心理的負担が下がります。

【直したら、送り先を10社に絞って試す】

3行を直したら、いきなり大量に送らず、まず似た業種の10社程度に送って反応を見ることをおすすめします。反応が悪ければ1行目の「相手にとっての意味」がずれている可能性が高いので、そこから見直します。文面と送り先の相性を小さく確かめてから広げるのが、遠回りに見えて堅実です。

私は独立後、多くの商談に関わる中でこの型を磨いてきました。もし自社の営業文や新規開拓の進め方を具体的に見てほしい方は、ココナラで「新規開拓・営業戦略の相談に現役経営者が乗ります」というビデオ相談を出品しています。実際の文面を画面に映しながら、直しどころを一緒に探すこともできます。

まずはこの記事の3行、今日の1通から試してみてください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す