「若い人は元気だなぁ」
街を歩いている若い人や、元気にスポーツをしている人を見て、そんなふうに感じることはありませんか?
若い頃は仕事が終わってから遊びに行ったり、多少寝不足でも次の日には普通に動けたりしたのに、今では仕事や家事を終えただけでぐったり。
「昔はもっと元気だったのにな」と感じることもあると思います。
もちろん、年齢とともに体力や回復力が変化していくのは自然なことです。
でも、「気力」まで全部、年齢のせいなのでしょうか?
私はそうとも限らないと思っています。
若い頃を思い出してみると、体力があっただけではなく、今よりもずっと身軽だったという人も多いのではないでしょうか。
「これをやってみたい」
「面白そうだから行ってみよう」
「失敗したら、その時に考えればいい」
そんなふうに、頭で考えるより先に動いていたこともあったと思います。
ところが年齢を重ねるにつれて、私たちはたくさんの経験をします。
失敗した経験、人間関係で傷ついた経験、仕事でうまくいかなかった経験、お金の心配、家族のこと、将来への不安。
経験が増えることは決して悪いことではありません。
その経験があるからこそ、慎重に判断できたり、人の気持ちが分かるようになったりもします。
でもその一方で、
「失敗したらどうしよう」
「今さら始めても遅いかな」
「面倒なことになったら嫌だな」
「どうせ続かないだろう」
と、行動する前にたくさん考えるようになります。
実は、この「考えすぎる」ということにも、かなりエネルギーを使っています。
身体はそれほど動いていないのに、一日が終わる頃にはぐったりしている。
そんな時は、身体だけではなく頭や心が疲れているのかもしれません。
また、大人になるほど「やらなければならないこと」が増えていきます。
仕事をしなければならない。
家事をしなければならない。
家族のことも考えなければならない。
将来のことも考えなければならない。
気がつけば、「やりたいこと」より「やらなければならないこと」にエネルギーの大半を使っていることがあります。
これでは気力が減ってしまうのも無理はありません。
エネルギー的な視点から見ると、こうした状態が続いている時は、第1チャクラや第2チャクラ、第3チャクラなど下半身側のチャクラが弱っていることもあります。
第1チャクラは、現実を生きるための土台や生命力。
第2チャクラは、楽しむことや感情、創造する力。
第3チャクラは、自分で決めて行動する力とも関係しています。
「何もしたくない」
「以前ほどワクワクしない」
「やりたいことはあるのに動けない」
そんな状態が続いている時は、単純に「歳だから仕方ない」と決めつけず、自分のエネルギーがどこで消耗しているのかを見てみることも大切です。
そして、若い頃の気力を取り戻すために、いきなり運動を頑張ったり、大きな目標を立てたりする必要はありません。
まずは日常の中に「やりたいからやる」を少し増やしてみてください。
食べたいものを食べる。
行きたい場所へ行く。
気になっていたことを少しだけやってみる。
疲れている日は、思い切って休む。
「役に立つか」「得になるか」ではなく、「ちょっと楽しそう」という感覚を大切にしてみるのです。
若い人が元気に見える理由の一つは、未来の心配よりも「今」にエネルギーを使っているからなのかもしれません。
私たちは年齢を重ねるほど、過去を振り返ったり、まだ起きていない未来を心配したりする時間が増えていきます。
でも、身体が存在しているのはいつでも「今」です。
過去や未来に向かっていた意識を少しだけ今に戻してあげると、そこに使われていたエネルギーも自分のところへ戻ってきます。
10代、20代の頃とまったく同じ身体に戻ることはできません。
でも、あの頃に持っていた「ちょっとやってみようかな」という軽さは、何歳になっても取り戻すことができます。
「最近、気力がなくなったな」と感じたら、年齢のせいにする前に、
「私は最近、楽しんでいるかな?」
と自分に聞いてみてください。
気力というものは、頑張って無理やり作り出すものではなく、心が少し動いたところから自然に湧いてくるものなのかもしれません。
若い頃の自分を取り戻すのではなく、今の自分なりの元気を取り戻していけばいいのです。
まだまだ、これからですよ^^