■ 「金神は、日柱で見るのですか、時柱で見るのですか」
命式の早見表に金神とあった。日柱で見るという説明もあれば、時柱で見るという説明もある。結局どっちなのか、迷ってしまいますよね。
答えから書きます。金神の数え方は三通りあって、流派によって違います。どれか一つだけが正しいという話でもありません。
■ 金神になる干支
金神とは、乙丑と己巳と癸酉の干支のことです。六十ある干支のうちの3組なので、柱ひとつで見れば二十人に一人ほどになります。
一つ目の数え方は、時柱がこのどれかになる方です。日本の四柱推命の解説サイトでよく見かけるのは、こちらです。
二つ目は、日柱か時柱のどちらかにある方。中国語の命理の解説には、この数え方も出てきます。
最後は古い本の数え方です。明の時代の『三命通会』は、甲の日に生まれて時柱がこのいずれかになる方を、金神の本来の形として扱っています。
■ 時柱の金神は、甲か己の日にしか出ません
時柱の干は日干と生まれた刻の組み合わせで決まります。時柱が金神になるのは、日干が甲か己の方が丑の刻(1時から3時)か巳の刻(9時から11時)か酉の刻(17時から19時)に生まれたときだけなんです。
私の計算の道具で1950年から2005年生まれの3,000人分を数えました。時柱の金神は5.4%で、日柱の金神も5.4%。どちらかを持つ方は10.3%で、十人に一人です。古い本の形に絞ると2.7%まで下がります。
生まれた時刻が分からなければ時柱は立たないので、日柱だけで確かめてください。
■ 追い込まれてから強くなる星
古い本では金神は破れの神とされ、火の巡る場所に入ると良いと書かれてきました。ふだんは静かなのに、荷が重くなった場面で底力が出てくる。私はそういう星だと受け取っています。
日柱にあれば毎日の暮らしの中で粘りが出ます。時柱にあれば、ものごとの終わりぎわや年を重ねてからのほうが強さが表に出てきます。
■ 金神だけで、強さは決めません
金神があるかどうかは命式を読む材料のひとつにすぎません。日干の強さやほかの柱の五行まで合わせないと、どう出るかは決まりません。金神があるから気が強い、無いから弱い、とは言えないんです。
■ 気になる方は、相談欄に「金神」と
私の鑑定書では神殺を一つずつ取り上げる書き方はしていません。それでも金神が気になる方は、お申し込みのときの相談欄に「金神」と入れておいてください。日柱と時柱のどちらにあるかも含めて、一章足して書きます。
あなたの金神は、日柱と時柱のどちらに出ているのか。この機会に確かめてみませんか?