■ 「日徳の日に生まれました」
命式を出してみたら、日柱の横に日徳と書いてあった。調べると慈悲深いとか福の神と一緒に生まれたとか、ずいぶん立派な言葉が並んでいる。そんな人間だったかなと、少し照れくさくなりますよね。
日徳は生まれた日の干支で決まる印です。持っている方は十二人に一人ほど。三十人のクラスなら、二、三人はいる割合です。
■ 日徳になる五つの日
日柱の干支は六十通りあって、日徳になるのはそのうち甲寅、丙辰、戊辰、庚辰、壬戌の五つです。日柱だけで見るので時刻を知らない方でもすぐ確かめられます。
生まれ年を1950〜2005年に散らした3,000人で数えると、日柱が日徳の方は8.7%でした。そのうち四人に一人は年か月か時の柱にも同じ五つのどれかが入っていて日徳が重なる形です。
■ 五つのうち四つは、日支が土です
丙辰と戊辰と庚辰は辰、壬戌は戌。並べてみると、日支が土の日が五つのうち四つを占めています。辰と戌は、中に別の気をしまっている土です。
私は日徳を受け止める力の星として読んでいます。声を大きくしなくてもその場が落ち着いていく。誰かが揉めていてもどちらかに付くことなく間に立っていられる。この人がいてくれるとほっとする、と周りが思っている方です。
庚辰の日は強い日として知られる魁罡にも数えられます。穏やかさと押しの強さを両方持っている形です。
■ 自分ばかり譲っている、と感じたら
日徳の方は人に譲る場面が多くなりがちで、損な役回りだと感じる日もあると思います。
そういうときは譲ったことを手帳に一行だけ書いておいてください。ひと月ほどたって読み返すと、自分が場を支えてきた跡が見えてきます。
古い本には、日徳は日干がしっかりしているほうが生きるとも書かれています。日徳があるかどうかだけで決めずに、日干の強さと合わせて読むのが私のやり方です。
■ 鑑定書では、日柱の干を土台にしています
私の鑑定書では、性格を書くときに日柱の干を土台にしています。日徳がある方は、その受け止める力が仕事と家の中のどちらで出やすいのか。西洋占星術と紫微斗数とも突き合わせてから書きます。
日柱が五つのどれかだった方へ。その穏やかさが、いまどこで役に立っているのか読んでみませんか?