■ 「紅艶と華蓋を、両方持っています」
万年暦で自分の命式を引いてみたら、神殺の欄に紅艶と華蓋が並んでいた。人を惹きつける星と、一人を好む星です。どっちの自分が本当なのか迷ってしまいますよね。
結論から書きます。この二つは打ち消し合いません。私の読みでは、一人でいられるのに忘れられない人の形です。
■ 紅艶は、あとから思い出される星
紅艶は生まれた日の干から出す星です。紅艶殺と書く本もあります。流派によって表が少しずつ違うので、お使いの万年暦の表で引いてください。
昔の本では色恋の星とされています。鑑定で見ていると、目立とうとしていないのに人の記憶に残る方によく出ています。初対面のときは静かだった。それなのに、あとで名前を先に思い出される。私はこれを人に覚えてもらえる力として読んでいます。
■ 華蓋は、一人で深める星
華蓋は生まれ年か生まれ日の支から出します。申子辰の方は辰、寅午戌の方は戌、巳酉丑の方は丑、亥卯未の方は未。その字がほかの柱の支にあれば華蓋を持っています。
年で数えるときは、二月四日ごろの立春が年の切り替わりです。一月一日から立春の前日までに生まれた方は、前の年の支で数えてください。
芸術や学びの星と言われます。人の輪の中にいても、少し引いたところから眺めている。一人で手を動かしている時間に、いちばん気持ちが落ち着く方です。
■ 両方あると、声は時間差でかかります
人が寄ってくる星と一人の星が並ぶ。そう聞くと、寄ってこられて疲れて一人に戻る往復を思い浮かべる方が多いと思います。紅艶と華蓋の場合は少し違います。
紅艶はその場で人を集める星とは違います。なので一人の時間はわりと守れます。そのうえで、しばらく会っていない人から急に連絡が来る。久しぶりの友人から食事に誘われる。一人でいる間も、相手の中では覚えられているからです。
呼ばれたときに出るかどうかは、ご自分で決めていいんです。出ない日があっても関係はたいてい切れません。
■ 鑑定書では、一枚の札で決めません
神殺は命式の端に付いている小さな札のようなものです。私の鑑定書では、札を一枚ずつ読み上げることはしていません。
見るのは四柱推命の木火土金水の多い少ない、西洋占星術の太陽と月、紫微斗数の命宮の星です。どの占術でも同じ答えが出たところから書いていきます。
華蓋は紫微斗数の盤にも同じ名前で出てきます。こちらは生まれ年の支から出すので、どなたの盤にも入っています。どの部屋に入っているかで、一人で深める時間がどの場面に出やすいかを見ることができます。
■ 気になる星は、相談の欄に一行で
紅艶と華蓋のことが気になっている方は、申し込みの相談の欄にそう書いてください。「紅艶と華蓋がある」の一行で足ります。ほかの材料と合わせてどう出ているかを、鑑定書の一章にしてお書きします。
命式の欄に並んだ二つの名前が、ご自分の暮らしのどこに出ているか。一緒に読んでみませんか?