■ 「紫微斗数の命主と身主、何が違うのですか」
無料の紫微斗数の盤を出してみると、命主と身主という二つの星の名前が書いてあります。どちらも星が一つずつ。似た名前なので、どう読み分ければいいのか迷いますよね。
結論から書きます。いちばんの違いは出し方です。命主は命宮の支から、身主は生まれ年の支から出します。私は命主を若いころから使っている道具として、身主を人生の後半で頼りにする星として読んでいます。
■ 命主は、命宮の支から出します
命宮は、旧暦の生まれ月と生まれた時刻から決まる部屋です。その部屋の支で、命主の星が決まります。
子なら貪狼。丑と亥なら巨門。寅と戌なら禄存。卯と酉なら文曲。辰と申なら廉貞。巳と未なら武曲。午なら破軍。
七つのどれかになります。貪狼は欲しがる力、巨門は問いただす力、禄存は手元に残す力、文曲は言葉にする力です。廉貞は筋を通す力、武曲は決めて動く力、破軍は壊して作り直す力と読みます。
■ 身主は、生まれ年の支から出します
こちらは時刻がいりません。生まれ年の十二支だけで決まります。
子と午の年は火星。丑と未の年は天相。寅と申の年は天梁。卯と酉の年は天同。辰と戌の年は文昌。巳と亥の年は天機。
紫微斗数の年の切り替わりは、旧暦のお正月です。一月一日から二月二十日ごろまでに生まれた方は、その年の旧暦のお正月より前かどうかを確かめてください。前なら、ひとつ前の年の支で見ます。
■ 二つが違う向きのときは、持ち替えの形です
命主と身主が同じような性格の星になる方もいれば、まるで違う星になる方もいます。
たとえば命主が破軍で、身主が天相の方。若いころは古いものを壊して新しく作るほうに力が出ます。年を重ねるにつれて、人を整えて支えるほうへ力の出る場所が移っていく。私はこれを、道具の持ち替えとして読んでいます。
命主が文曲で、身主が文昌の方もいます。どちらも言葉と学びの星です。こういう方は、前半も後半も同じ道具を手放さずに使い続ける形になります。
どちらが本当の自分か、と悩む必要はありません。使う時期が違うだけです。
■ 支が書いていない盤でも、命主は出せます
盤によっては、マスに十二支が書かれていないものがあります。四角い盤なら、マスの場所で支は決まっています。左下の角が寅で、左の列を上へ卯、辰。左上の角が巳。そこから時計回りに一つずつ進みます。
時刻がはっきりしない方は、命宮が決まらないので命主も出せません。身主は年だけで出せます。時刻が分からないときの鑑定については「生まれた時刻が分かりません」という記事にまとめてあります。
■ 鑑定書では、最初の章で使います
私の鑑定書では、命主と身主は書き始めの章で使う材料です。占術どうしで答えが重なるところと、その方の基本の性格を書く章です。
紫微斗数の星だけで決めることはしません。四柱推命と西洋占星術でも同じ向きが出ているかを見て、重なったところから書きます。
ご自分の命主と身主が、ほかの占術とどう重なるか。読んでみたい方はこちらからどうぞ。