■ 「駅馬があると、引っ越しや転職が多いのですか」
命式の神殺の欄に、駅馬と出ていた。調べてみると「移動の星」「腰が落ち着かない」と書いてある。このまま一生あちこち動き回るのかなと、ちょっと身構えてしまいますよね。
まず数字を見てください。駅馬は珍しい星ではありません。命式を3,000人分計算して数えたところ、四人から五人に一人が持っていました。それに私は、駅馬を引っ越しの回数の星としては読んでいません。体が動いているときに力が出る形として読んでいます。
■ 駅馬の出し方
駅馬は生まれた年の十二支で決まります。申・子・辰の年なら寅。寅・午・戌の年なら申。巳・酉・丑の年なら亥。亥・卯・未の年なら巳。その字が月か日か時の柱の支に入っていれば、駅馬を持っています。
年の十二支は立春で替わります。一月から二月はじめのお生まれなら、まず立春の日付を確かめてください。
■ 何人に一人くらいいるのか
同じ3,000人分で、年の十二支から出す駅馬を持つ方は23%でした。日柱の支から出す流派もあり、そちらだと24%。両方で見ると37%で、三人に一人を超えます。
時刻の分からない方は時の柱が数えられないので、少し低めに出ます(年から出して16%)。
■ 引っ越しの回数は、駅馬では決まりません
駅馬を持っている方に共通するのは、回数より、動いているあいだに考えがまとまることです。通勤の電車の中で段取りが決まる。出張が続く時期のほうが元気。旅先でなら、迷っていたことに答えが出る。
同じ場所にずっといると、気持ちが詰まりやすい方でもあります。休みの日に家にこもっても疲れが抜けないなら、近所でいいので一度外へ出てみてください。
駅馬がどの柱にあるかでも出方が変わります。月の柱なら仕事の場で、日の柱なら毎日の暮らしの中で、時の柱なら年を重ねてから動きが出やすいと読みます。
■ ほかの占術にも、動きの星があります
紫微斗数には天馬という星があります。こちらも生まれ年の十二支から出して、駅馬と同じ字の部屋に置きます。誰の盤にもある星なので、入った部屋によって動きが出やすい場面を見ます。
西洋占星術なら、遠くへの移動は9ハウス、近場の行き来は3ハウスです。どの占術でも動きの話がそろう方は、移動そのものが力の出し方になっています。
■ 気になっているなら、ひとこと添えてください
私の鑑定書は、神殺を一つずつ並べて説明する形はとっていません。それでも駅馬が引っかかっているなら、お申し込みの際の相談欄に「駅馬がある」と書いてください。動き方について一章足してお書きします。
ご自分の駅馬が、暮らしのどの場面で動いているのか。確かめてみませんか?