■ 「五行がひとつ無い、と出ました」
無料の命式のサイトで木火土金水の数を見てみた。火のところが0になっている。自分には何か足りないのかと、少しどきっとしますよね。
でも、0がある命式のほうが多数派です。生まれた時刻まで入れて3,000人分の命式を数えると、どれか一つ以上が0になる方は68%でした。三人に二人です。
■ 五行の数え方
命式は年・月・日・時の四つの柱でできています。柱ごとに干と支が一字ずつあるので全部で八字。この八字を木火土金水に振り分けて数えます。
八つの字を五つに分けるのですから、どこかが0になるのはよくあることです。時刻が分からない方は時の柱を除いた六字で数えるので、0が出る方は88%まで増えます。
五行ごとに見ると、木・火・金・水が0の方はそれぞれ五人に一人ほど。土だけは十人に一人と少なめです。辰・戌・丑・未の四つの支が土にあたるので、土は入りやすいんです。
■ 無い五行は、支の中にしまってあることが多い
支には表に見える五行のほかに、中にしまってある干があります。蔵干と呼びます。寅の中には甲・丙・戊、戌の中には戊・辛・丁という具合です。
八字で0になった五行を蔵干まで探すと、0がある方の74%は全部どこかにしまってありました。表に出ていないだけで、命式の中にはある形です。蔵干まで見てもまだ無い方は、全体の18%でした。
■ ほかの占術で見ると、たいてい入っています
西洋占星術にも、火・地・風・水という四つの分け方があります。五行とは中身が少し違いますが、火という同じ名前の分け方です。
同じ3,000人で比べると、四柱推命で火が0の方の97%は、太陽から冥王星までの十の星のどれかが火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)に入っていました。一つの占術で0でも、別の占術では持っていることがほとんどです。
■ 本当に無い五行は、外から借ります
蔵干にも無い五行を、私は欠点としては読みません。その五行をご自分の外から借りてくる作りだと読みます。
火が無い方なら、ひとりで気持ちを温めるより人と話すうちに熱が入る形。水が無い方なら、休むタイミングを誰かに決めてもらうと楽になる形です。借りる先を知っておくと、無理に自分の中で作らなくて済みます。
■ 鑑定書では、しまってあるか借りているかを分けます
私の鑑定書でも、木火土金水の数は読む材料に入っています。0の五行があれば、支の中にしまってあるのか外から借りているのかを読み分けてから書きます。0という数だけで決めることはしていません。
ご自分の命式で0になっている五行が、どこにしまわれているのか。一度のぞいてみませんか?