「生まれた時刻が分かりません」というご相談——四柱推命は、時刻がなくても読めます

「生まれた時刻が分かりません」というご相談——四柱推命は、時刻がなくても読めます

記事
占い
「生まれた時刻が分かりません。それでも鑑定してもらえますか」

たびたびいただくご質問です。先にお答えしておきます。大丈夫です。時刻が分からないままお受けした鑑定は、珍しくありません。

母子手帳が見つからない。聞ける家族がもういない。聞いてはみたけれど「たしか朝だったと思う」で終わった。どれもよくあることです。

■ 時刻で変わるのは、三つの占術のうちどこか

私は四柱推命・西洋占星術・紫微斗数の三つを重ねて読んでいますが、時刻の扱いはそれぞれ違います。

四柱推命は、年・月・日・時の四本の柱で見ます。時刻が分からない場合は、時柱を立てずに三本で読みます。三柱鑑定と呼ばれる形です。

西洋占星術は、太陽や月がどこにいたかは日付だけでも出ます。出ないのは、生まれた瞬間に東の地平線へ昇っていた星と、十二の部屋の区切りです。生まれた場所と時刻の両方がそろって初めて出る部分になります。

紫微斗数は、時刻から起点になる宮を決める仕組みなので、時刻がないと盤そのものが組めません。この場合は紫微を使わず、使っていないことを鑑定書に書いてお渡ししています。

■ その方自身は、日付から読めます

ここが大事なところです。

四柱推命でその方自身を表すのは、生まれた日の柱です。時刻ではありません。持っている五行の偏りも、八つの文字が六つに減るぶん細かさは落ちますが、どちらへ傾いているかは残ります。生まれた季節を表す柱も動きません。

西洋占星術も同じで、星がどこにいたか、星同士がどんな角度で向き合っていたかは、日付から出ます。何を大事にする方なのか、どう感じる方なのか、どこで力が入るのか。そうしたことは、ここに書かれています。

時刻がないと分からないのは、その方を取り巻く枠組みのほうです。中身のほうは、日付から読めます。

■ 「たしか朝だったと思う」は、使いません

ご家族から聞いた記憶を、念のためにと教えてくださる方がいます。ありがたいのですが、私はそれを計算には入れません。

時刻が二時間ずれると、東の地平線に昇っていた星が一つ隣へ動きます。時柱の組み合わせも変わります。曖昧な時刻で計算した鑑定書は、合っているかもしれませんし、まったく別の方の鑑定になっているかもしれません。そのどちらなのかが、こちらにも分からなくなります。

分からないまま三本で読むほうが、確かです。「分からない」は、鑑定にとって扱いやすい情報です。困るのは、間違った情報が混ざることのほうです。

■ 調べる方法もありますが、急がなくて大丈夫です

母子手帳が残っていれば、出生の記録の欄に時刻が書かれていることがあります。出生届にも、生まれた時刻を書く欄があります。

ただ、鑑定の前にどうしても調べていただくものではありません。あとから分かったときに、時刻を入れて読み直すこともできます。今そろっている情報で、まずお受けできます。

■ 分からないところを、埋めません

時刻がないぶんを、想像で補うことはしません。

三本で読んだのなら、三本で読みましたと書きます。紫微を省いたのなら、今回は使っていませんと書きます。時刻が分かればここまで読めます、という部分も、そのまま書き添えます。

読めなかったところを黙って埋めた文章は、読み心地はいいかもしれません。けれども、手元では使えません。使っていただけるものをお渡ししたいので、そこは分けて書いています。

■ 分からないままで、始められます

時刻の欄には「不明」とだけ書いていただければ大丈夫です。そこで手が止まって、ずっとそのままになってしまうほうが、もったいないと思っています。

ご縁がありましたら、こちらでお受けしています。


りつ洋玄

※ 命式は、これから起きることを決めるものではありません。持っている形が書かれているだけで、どう使うかはご本人の領域です。断定する言葉は使わずにお渡ししています。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す